古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

キリスト教

米空軍、核ミサイル発射担当将校にキリスト教で聖戦教育

米空軍が、有事の核ミサイル発射を担う将校向けの訓練の一環として、キリスト教の「聖戦」論を20年以上にわたり講義してきたことがわかった。「憲法の政教分離原則に違反する」との指摘を受け、今年7月末に突然、取りやめていた。 米国と旧ソ連・ロシアの…

「シンプソンズ」父親に持ち上がった“疑惑”とは…

米国の人気アニメ「ザ・シンプソンズ」の主人公の父親ホーマーがカトリック教徒ではないかとの“疑惑”が持ち上がり、関係者を慌てさせている。 同国ではカトリック教徒は少数派で、事実とすれば「米の典型的な家庭を舞台にしたホームコメディー」との前提が崩…

カトリック教会の児童性的虐待、ベルギー被害者らがバチカンを提訴

ローマ・カトリック教会(Roman Catholic Church)の聖職者による未成年への性的虐待問題をめぐり、ベルギーのカトリック教会で虐待被害に遭った約80人が1日、ローマ法王庁を提訴したと発表した。 原告団は記者会見で、ベルギーのカトリック聖職者と法王庁に…

聖書内で殺した人間の数→悪魔10人、神2,038,344人な事が判明

農林水産系2ちゃんねるまとめサイト 聖書の中で人を一番殺してるのは誰なの? 意外なグラフに欧米人の反応は…

ウガンダ独裁大統領と反ゲイ法案

ニューズウィーク日本版 ゲイ弾圧にアメリカ福音派の影。福音が色のついた水とは。キリスト教の神が体現しているのは暴力そのもの。 聖書の中で人を一番殺してるのは誰なの? 意外なグラフに欧米人の反応は…

ファティマの預言とヨハネ・パウロ1世の不審死

Togetter ヨハネ・パウロ1世 (ローマ教皇)

魔女狩りの心情

魔女は生木でゆっくりと焼かれた 魔女狩りの環境要因 魔女狩りの心情 「どんな地方にも、幾千幾万という魔女が庭虫のように地上にはびこりつつあるのです。 もしも私どもに一片の人情がありますならば、そもそも私どもが人間の名に値する者でありますならば…

『イエス』R・ブルトマン/川端純四郎、八木誠一訳(未來社、1963年)

非神話化提唱によって第二次大戦後の西欧精神界に衝撃を与えたイエス解釈で、イエスの教えを根底にある実存理解に還元し、生きることの実存的解釈を提示した問題のイエス書。

キリスト殺害の責任「ユダヤ人にはない」、ローマ法王

AFP 2011-03-04 2000年後の後出しジャンケン。

ヴァシーの虐殺(ユグノー虐殺事件)が行われた日

今日はヴァシーの虐殺が行われた日(1562年)。プロテスタントはカトリック側からユグノーと呼ばれた。カトリックの中心人物ギーズ公によるヴァシーでのユグノー虐殺事件(ヴァシーの虐殺)が契機となり、内乱状態になった。フランスのカトリックとプロテス…

岡本太郎、ミネット・ウォルターズ、J・クリシュナムルティ

2冊挫折、1冊読了。 挫折8『呪術誕生』岡本太郎(みすず書房、1998年)/読むのが遅すぎた。10代、20代で読むべき作品だ。触覚に忠実であろうとする若者の生き方は、私にとって何ひとつ参考にならない(笑)。 挫折9『氷の家』ミネット・ウォルターズ/成川…

グーテンベルク聖書の印刷が始まった日

今日はグーテンベルク聖書の印刷が始まった日(1455年)。180部が印刷されたと考えられているが、現時点で存在が確認されているのは不完全なものも含めて48部である。日本では1987年に丸善が購入したものを慶應義塾大学が保存している。 ヨハネス・グーテン…

日本にキリスト教徒が少ない理由について考えてみた

Togetter

インターネットは神なのか? 世界を見守るインターネット

ギズモード・ジャパン 視点としての「神」。すなわち、「神」という言葉が示すのは、これ以上はないという視点の高さなのだ。人間の想像力がその視点に及んだ瞬間、神は生まれた。

日本にキリスト教徒が少ない理由について考えてみた

togetter

パウロはキリスト教徒を迫害していた

キリスト教が発祥してから、ローマ帝国によって公認されるまでの約300年間、無数のキリスト教徒が、迫害や弾圧の犠牲となったことは、初期の聖人たちにまつわるさまざまな逸話が物語っているが、ステファノはその最初の犠牲者となった人物である。イエスの死…

海外で語られていた「神さまの力って今はこんな感じ? 」

らばQ 電池切れの模様(笑)。

モルモン教原理主義者と一夫多妻制

モルモン原理主義者は、現代のモルモン教徒とちがって、聖徒には複数の妻をめとる神聖な義務があると本気で信じこんでいるのだ。モルモン原理主義者の信奉者たちは、自分たちは宗教上の義務として一夫多妻制を実践していると説明しているのである。 【『信仰…

二重に馬鹿でなければ悪魔崇拝者にはなれない

「二重に馬鹿でなければ、悪魔崇拝者にはなれない」ストーニイはつぶやいた。 「二重に?」 「キリスト教神学のたわごとをまるごと信じるだけでなく、その上で、運命として敗北保証つきでまったく不毛な【敗者側】に転向して、それを支持する必要があるんだ…

ロゴス宗教、テキスト宗教のドグマ/『生きる勇気』パウル・ティリッヒ

友岡雅弥著『ブッダは歩むブッダは語る ほんとうの釈尊の姿そして宗教のあり方を問う』で紹介されていた一冊。 パウル・ティリッヒは理性を重んじ、自律を説くことでキリスト教の思想的沃野を広げた人物のようだ。宗教を「究極の関わり」と定義した。 ここで…

十字軍運動の失敗と成功

こうして、聖地の回復という意味では、十字軍運動は成功とはいえませんでした。しかし、7回以上にもおよんだこの大遠征で、ヨーロッパ人は、イスラム世界との交易の筋道をつけることに成功しました。また、当時、自分たちのそれよりはるかに高いレヴェルにあ…

殉教とは

「殉教」とは、教えを守り、教えに殉(じゅん)じて死ぬことである。 【『殉教 日本人は何を信仰したか』山本博文(光文社新書、2009年)】 山本博文

ポール・ヴェーヌ

1冊読了。 3冊目『「私たちの世界」がキリスト教になったとき コンスタンティヌスという男』ポール・ヴェーヌ/西永良成〈にしなが・よしなり〉、渡名喜庸哲〈となき・ようてつ〉訳(岩波書店、2010年)/キリスト教を学ぶ上でコンスタンティヌスを避けて通…

ダニエル・C・デネット

1冊読了。 142冊目『解明される宗教 進化論的アプローチ』ダニエル・C・デネット/阿部文彦訳(青土社、2010年)/訳注を含めると580ページというボリューム。紙質もよく青土社の気合いが伝わってくる。よくぞ3200円に抑えることができたと思う。無神論者の…

権力と快楽との永遠の戦い

権力をもっている者たちにとって、性は大きな支柱であってきた。だから、カトリックの聖職者たちは単純に性を否定してこと足れりとしてきたわけではなかった。人々に性の違反を認めさせる必要があったのだ。女性たちが聖母の子孫であると期待しながら、しか…

セックスによる快楽は姦淫に等しい

女の魔力の源泉であるセックスに対する憎悪は、いびつの権化といっても過言ではない。「カトリック的結婚制度」を生んだ。セックスは子孫を残すためにのみ許されるのであり、セックスによって快楽を得たら、それは「姦淫(かんいん)に等しい」というのが、…

『ホーキング、宇宙と人間を語る』スティーヴン・ホーキング、レナード・ムロディナウ/佐藤勝彦訳(エクスナレッジ、2010年)

キリスト教徒の労働観 ローマ法王が英国を訪問する直前の9月初旬、世界的宇宙物理学者ホーキング博士の新著の内容が英国の新聞に大きく取り上げられた。いわく、宇宙の創造に神は必要でなかった。旧約聖書の創世記において神は6日間で宇宙と人間を創造したこ…

「レメクはふたりの妻をめとった」

カインの子孫のうち、孫のレメクは、普遍史では必ずふれられる人物である。「レメクはふたりの妻をめとった」(4-19)とあり、まず彼は一夫多妻の始まりとされる。 【『聖書vs.世界史 キリスト教的歴史観とは何か』岡崎勝世〈おかざき・かつよ〉(講談社現代…

『「私たちの世界」がキリスト教になったとき コンスタンティヌスという男』ポール・ヴェーヌ/西永良成、渡名喜庸哲訳(岩波書店、2010年)

ヨーロッパ世界の根は、キリスト教にはない。ローマ史の碩学が、コンスタンティヌスによる国教化という「起源」の物語を書き直す。一人の男の信仰と資質が、キリスト教という比類ない文化装置を起動した。歴史を輪切りにし、人間が生き死にするリアルな偶然…

宗教的感化

ジョセフは馬小児(ましょうじ/※下僕の名前)に祈祷を教えた。ジョセフは毎日朝早く起きて、諳記している聖書の文句を繰返し唱えた。それを聞いている間に、馬小児の気持は次第に平穏を取戻して来た。ジョセフの様子にはいささかも取乱したところがなく、常…