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書評:映画

『ゆきゆきて神軍 製作ノート+採録シナリオ』原一男・疾走プロダクション編

とんだ馬脚を露呈した悪趣味極まる暴露本 全編これ愚痴一色である。奥崎謙三に対する原監督の恨みつらみが、これでもかと書き連ねられている。客観的に見れば、映画『ゆきゆきて、神軍』の言い訳と受け取れる。監督にとっては余りにも不本意な作品だったのだ…