古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

抜き書き

ブータン国王、国会演説全文

3月の壊滅的な地震と津波のあと、ブータンの至るところで大勢のブータン人が寺院や僧院を訪れ、日本国民になぐさめと支えを与えようと、供養のための灯明を捧げつつ、ささやかながらも心のこもった勤めを行うのを目にし、私は深く心を動かされました。 【YUC…

OWS運動はどうなるのか。閉塞した時代は「暴力」を志向する

特に警察については学生に催涙スプレーを噴射したり、混紡でデモ参加者を殴ったり、妊婦を蹴飛ばして流産させたりして批判が目立つようになってきている。 そして、これが批判されていけばいくほど、デモ側と反体制側の憎しみが募っていくので、運動はより過…

冷や飯

「絶対熱い飯は喰わない。いや喰えなくなってしまった。そのため朝など、女中さんが困ることもあるらしいが、少し硬目の冷飯に、その代りだしのよく利いた舌の焼けるようなうまい味噌汁、これが私の一番好物」(子母澤寛『味覚極楽』中公文庫) 【電子ジャー…

中国包囲網の虚実 2

今、海兵隊が駐屯している沖縄は、中国本土からの距離が約500キロだ。それに対し、来年から海兵隊が駐屯する豪州のダーウィンは、中国本土からの距離が十倍の5000キロもある。海兵隊は中国との敵対を強めるのでなく、中国の近くから撤退していくので…

疑わしきは備えよ

危機に及んで、正しい判断をするためには、先入観を捨てることが大切だ。判断を誤って、政府に責任をなすりつけようとしても、自分の命がないかもしれないから。 【週刊スモールトーク】

野田に水は無く、稲は枯れはじめている

格差も順調に広がっている。小泉の水は青く澄んで見えたが、その恩恵は丘の上の一部の人々にしか与えられなかった。下流域の住民は渇きに苦しんでいる。野田に水は無く、稲は枯れはじめている。 【小田嶋隆】

池上彰と歩く日本ができる「イラク復興」

ちなみに2010年のランキングを見ると原油生産量1位はロシア、2位サウジアラビアを挟んで、3位米国、4位のイランに続き、5位に中国がランクインしています。埋蔵量と生産量とが必ずしも直結するわけではないのです。そのうえイラクは、石油を精製して作るガソ…

ジム・ロジャーズのインタビュー

米国は歴史的に見てもかなり高水準の国家債務を抱え、それがますます増え続けている。 これは、経済がダイナミズムを失っていく時の大きな兆しだ。そのことは歴史をたどり、国家債務と経済成長の関係を研究すれば明らかだ。 また、米国は景気対策として大量…

ハッキリしたこと(2) 4500億円と無策・増税

消費税を5%から10%にするようですが、その理由は「税金が足りない」と言われています。聞いてみれば当然で、税金で生活している政治家や官僚が自分の給料や権益、それに天下り先を増やそうというのですから、政治家やその後ろにいる官僚が増税を唱える…

ハッキリしたこと(1) 東電と1年1ミリ

東電の原子力関係の重役と部長クラス以上はすべて退任、退職するべきと考えます。法律上、可能なら全員を逮捕すべきです。 【武田邦彦】

アフリカが、コンゴが危ない

オバマは、アフリカでの“人道主義的使命”はウガンダ政府が「神の抵抗軍」(LRA, Lord’s Resistance Army)を打ち負かすことを援助するにある、と言う。オバマが言うように、“LRAは中央アフリカで何万もの老若男女を殺し、レイプし、拉致してきた。”これは確…

TPPをめぐる議論の間違い 推進派の俗論を排す

TPPの推進も、FTAAPの一里塚というよりも、ASEAN+3などのアジア圏形成を遅らせるのに好都合なのである。米国自身、「これは対中国包囲網だ。日本は中国が怖いのだから、入った方がいい」と説明している。中国も韓国もインドネシアもタイもNOといっているTPP…

正義を信じてはいけない。正義を強調すると暴力が生まれる

阿修羅という神がある。地獄に突き落とされた邪神である。この神はインドではアスラと言われているがやはり邪神のひとつとして知られている。いや、場合によっては悪魔そのものがアスラとして総括されている。 実はこのアスラはアーリア人の神であって、アー…

イラクの夜明け

米軍に政権転覆されたイラクが、やがてイランと結託し、中東全体としてのシーア派の台頭を導くことになる流れは、ブッシュ前政権時代の米国自身が作ったものだ。この流れのおかげで、反米のイランやイラクが台頭し、親米のサウジやヨルダンが窮して、米政界…

宗教的科学信念の崩壊に向けて:「宇宙最初」の「最初」の起点とは

130億年前の銀河団 CLG J02182-05102。いわゆる「ビッグバン」の直後時期の銀河は現在までに「 60個」ほども見つかっていて、その中には私たちの天の川銀河の10倍の大きさを持つものもあります。また、160億年前のもの、すなわち、「ビッグバンより前」の銀…

なぜ、小沢一郎を有罪にしたいのか

今回の事件が小沢事務所ぐるみの贈収賄であるなら、ただちに小沢氏本人を含めて容疑者として逮捕すべきだ。それこそが政治浄化につながる。が、新聞・テレビもこれが本当に贈収賄だと思っていない。(「週刊ポスト」10月14日号) 【Electronic Journal】

なぜ、コンピュータ音声の大半が女性の声なのか

「誰もが気に入る男性の声よりも誰もが気に入る女性の声の方がはるかに見つけやすい」と語るのは、米スタンフォード大学教授のクリフォード・ナス氏だ。ナス氏によると「人間の脳が女性の声を好むように作られているというのはれっきとした事実」だという。 …

激動の世界はもうスタートしている。独裁者殺しの次は何か

ここまでの話をまとめるとこうなる。 チュニジア 1月15日、ベンアリ政権崩壊 エジプト 2月11日、ムバラク政権崩壊 アルカイダ 5月1日、ビンラディン死亡 リビア 10月20日、カダフィ大佐死亡 シリア アサド政権 弾圧継続 イエメン サレハ政権 崩壊寸前 イラン…

21世紀初頭、全世界でロスチャイルドが所有する中央銀行が存在しない国は次の7ヶ国

アフガニスタン イラク イラン 北朝鮮 スーダン キューバ リビア 【A・C・ヒッチコック著『サタンのシナゴーク』(米国版、2007年)282ページ】 カダフィが死んで浮かれてるリビア人はアホだな:哲学ニュースnwk

あのオリンパスに「日経ビジネス」が社外取締役 JBpressを叩き潰すと言うなら読みたい「敗軍の将兵を語る」

日経グループの場合には、「日経ビジネス」を発行する日経BP社の辣腕副社長として現在の日経ビジネスの局長以上の人事に深く関われた方が、今年の6月からオリンパスの社外取締役になっている。 それ自体、別にとやかく言うことではないが、オリンパスの事件…

短信…農家の補償と原子力予算

計算すると汚染されたところからとれる農作物の出荷総額はおよそ700億円。これに対して1年の原子力予算は5000億円。 【武田邦彦】

イランにテロの濡れ衣を着せる米当局

米当局がイランにサウジ大使暗殺の怪しげな容疑をかけ、イランとの緊張感を高めているのは、まさにイスラエルがハマスとの捕虜交換で独自にパレスチナ和平を推進しようとし始めた矢先に起きている。ハマスはイランから支援を受ける親イラン勢力だ。米国とイ…

平野博文国対委員長

自民党関係者が指摘する。 「『俺は官房長官経験者だ』という大物意識が強いのか、とにかく腰が重い。『幹事長会談をセットしたい』というような重要な要請も電話で済ませ、目と鼻の先にある自民党国対委員長室に顔も出さない。そもそも毎日朝から晩まで国会…

嗅覚を失うまで行方不明者を捜し続けた“小さな勇者” 災害救助犬が被災地で見た「とり残された弱者」の悲哀

犬の嗅覚は、嗅ぎ分ける臭いにより違いがあるものの、人間の約1000倍と言われる。遺体の臭いをたくさんかぐと、その臭いが強過ぎるために嗅覚が弱くなり、災害救助犬としては働くことができなくなるのだという。(中略)そのとき、レイラはかつての嗅覚を失…

国を崩壊させるには、無能なトップが立っているだけでいい

2010年4月20日、BPはメキシコ湾流出事故で大事故を起こして責任転換を繰り返し、情報公開を先延ばしし、流出阻止に失敗し、それに加えてCEOトニー・ヘイワード氏は数々の失言でさらにBPを苦境に追いやった。 リスク管理をお粗末で、実は事故前からメキシコ湾…

警告すべきは放射能汚染よりマスコミ汚染

そういう意味では僕は長年自分にもっとも相応しくない仕事をしてきたのだとおもっています。なぜならマスコミはもっぱら「嘘」をつくのが商売ですから。 嘘をストレートに「これから嘘をつきます」と言ってつく人はいません。巧妙にさりげなく誤魔化して、自…

7つの警告

1.ギリシャのデフォルトは間近い。 2.恐れに対する感情が伝染し拡大する。 3.ヨーロッパの大銀行が破たんする。 4.ヨーロッパ諸国の国債の格付けが下げられるだろう。 5.スペインとイタリアが次のデフォルトに直面する国。 6.世界的な国債市場は危機的なメル…

毀誉褒貶の中を生きたジョブズ

リンゴが落ちることを発見した男によって切り開かれた時代が近代であるとするなら、現代は、リンゴに歯形を付けた人間のインスピレーションに沿って動いている時代だ。未来がどうなるのかはもう誰にもわからなくなった。さようならジョブズ。 【小田嶋隆】 …

理性とは

「reason理性」は、神が創ったこの世界を合理的に考え理解していく能力です。 【「解読新書」 Shuya Takemoto Official Blog】 日本だとクリスチャンでも知らない人々が多い。 大田俊寛と佐藤剛裕の議論から浮かんでくる宗教の危うさ

国家秘密漏洩の最高刑は死刑にすべきだ

筆者は、原則として死刑に反対する。その唯一の例外が、外交、国防、インテリジェンスに従事する公務員が、意図的に情報を漏洩し、外国や国際テロ組織による日本国家に対する攻撃を招いた場合である。死刑制度が完全に廃止されている国家においても、このよ…