2冊挫折、1冊読了。
挫折8『呪術誕生』岡本太郎(みすず書房、1998年)/読むのが遅すぎた。10代、20代で読むべき作品だ。触覚に忠実であろうとする若者の生き方は、私にとって何ひとつ参考にならない(笑)。
挫折9『氷の家』ミネット・ウォルターズ/成川裕子訳(創元推理文庫、1999年)/文章がまったく肌に合わず。胸に入ってこない。期待していたんだけどね。
22冊目『クリシュナムルティの日記』J・クリシュナムルティ/宮内勝典〈みやうち・かつすけ〉訳(めるくまーる、1983年)/やっと入手した。小説家による唯一の翻訳。読みやすかった。「訳者あとがき」で知ったのだが、宮内はクリシュナムルティの講話を直接聞いている。1973年からの日記。クリシュナムルティは自分のことを、「彼」とか「あなた」と書いている。完全に自我から離れている証拠だ。クリシュナムルティ本はこれで46冊目。