古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「ファイト!」中島みゆき

中島みゆき (※左がCD、右がDVD)

表現欲求/『相談しがいのある人になる 1時間で相手を勇気づける方法』下園壮太

「陸上自衛隊初の心理幹部」という肩書が気になって読んでみた。なるほど、実践に強そうな人だ。カウンセリングは一歩間違うと、理論の迷宮に入り込んでどんどんクライアントから離れてゆく傾向がある。 ハウツーものっぽい内容だが決して侮れない。私はどち…

姦通罪に石打ち刑、スマトラ島で条例可決

【ジャカルタ】インドネシア・スマトラ島のナングロアチェ・ダルサラム州で、既婚者が配偶者以外と性交渉を持つ姦通(かんつう)罪の罰則に、死ぬまで石を投げつける「石打ち刑」を適用する条例案が可決された。 条例は14日に州議会を通過し30日以内に施行さ…

教会は女を恐れた/『性愛術の本 房中術と秘密のヨーガ』

たまにはこんな本を読むのもいい。いつも同じ思考回路を使っていると、脳味噌が凝り固まってしまう。興味本位で気ままにページをめくれば、脳のリラクゼーションにもなるというものだ。 性愛術というと、エッチな妄想を逞しくする男性諸君が多いことと思う。…

「MY自転車」松山千春

自転車に乗っていると、必ず口を衝いて出てくる歌。 松山千春

ヒトラーに抗議したドイツの学生達/『「白バラ」尋問調書 『白バラの祈り』資料集』フレート・ブライナースドルファー編

映画『白バラの祈り』の資料集。映画のためのタイアップ作品ではなくして、映画制作の過程で調査された内容を元にして新たな解釈を試みる労作である。白バラ入門としては相応しいものではない。それにしても、未來社の活字は読みにくい。講談社文庫よりもダ…

「治療不可」レインボー

私が18歳の時に出たアルバム。シングルカットされた「アイ・サレンダー」が大ヒット。驚くべきことに、私はこの曲で初めて第九の「歓喜の歌」を知った。プログレッシブ・ロックの余韻はこの辺りまでか。動画はブルージーなアレンジとなっている。今観ると、…

本地垂迹説/『鎌倉佛教 親鸞と道元と日蓮』戸頃重基

・日本仏教の黎明を告げた鎌倉仏教 ・日蓮の『立正安国論』 ・日本仏教は鎮護国家仏教として出発した ・本地垂迹説・『戦国仏教 中世社会と日蓮宗』湯浅治久 仏教の伝来に対する、氏神信仰からの激しい抵抗の結果、仏教の側では、一種の妥協と譲歩を余儀なく…

『鳥のように、川のように 森の哲人アユトンとの旅』長倉洋海(徳間書店、1998年)

アユトンの体には美しき森の記憶がある。長倉洋海がそれを「詩」として「知」として見事に結像させた。二人の旅は、いわば、人の記憶の宝さがし。かけがえのない言葉と風景に、魂が洗われた。静かに、深く得心した。

「Tomorrow」Annie The Musical

初めて聴いたのは私が19歳の頃。初演から30年以上も経っている。 (※左は輸入盤)

中国国有企業はデリバティブ契約の一方的破棄可能と報道、外銀間に動揺

中国国有企業が外資系金融機関との商品関連デリバティブ契約の一方的な破棄を容認される可能性があるとの報道を受け、金融機関に憤慨と動揺が広がっている。 中国誌の財経が29日、業界関係筋の話として報じたところによると、国有企業を規制する国務院国有資…

波紋呼ぶ中国製タイヤ輸入制限

オバマ米大統領による中国製タイヤに対する特別セーフガード(緊急輸入制限)の発動が波紋を広げている。ピッツバーグで24、25の両日開かれる主要20カ国・地域(G20)サミット(首脳会議)では、経済危機の脱却に不可欠な世界貿易の促進が協議される。その直…

「We Need You Lord」Jonathan Butler

YouTubeで偶然見つけた。ギターの音がたまらん。

池上彰、大谷彰

2冊挫折。 挫折74『そうだったのか! 現代史』池上彰〈いけがみ・あきら〉(ホーム社、2000年)/30ページあまりで中止。これは改訂された集英社文庫版を読むべきだと気づいた。パート2も既に文庫化されている。 挫折75『カウンセリングテクニック入門』大谷…

才能と性格

才能は静けさの中で作られ、 性格は激流の中で作られる。(「タッソー」304-5行) 【『ゲーテ格言集』ゲーテ/高橋健二編訳(新潮文庫、1952年)】

A・M・クラズナー

1冊挫折。ここのところ選球眼が悪くなっている。 挫折74『クラズナー博士のあなたにもできるヒプノセラピー 人生を「成功」に導くための「暗示」の作り方』A・M・クラズナー/小林加奈子訳(VOICE、1995年)/135ページで挫ける。専門性の高い技術的な内容に…

アメリカの反テロ戦争が金融崩壊を招いた/『ドンと来い! 大恐慌』藤井厳喜

まるで「売れない演歌歌手」といったところだ。表紙も著者名も。若者相手の講義といった体裁をとっているため、言い回しが馴れ馴れしくなっている。「――なんだよな」みたいな。読みやすさを考えた戦略なんだろうが裏目に出ている。話し言葉と書き言葉の違い…

川田隆一、秋山駿、出口光

3冊挫折。 挫折71『怒りの川田さん 全盲だから見えた日本のリアル』川田隆一〈かわだ・りゅういち〉(オクムラ出版、2006年)/いい本だとは思う。全盲の障害者が恐れることなく文句をぶちまけている。ところが不完全燃焼となっているのだ。多分、川田は心底…

下園壮太

1冊挫折。 挫折60『目からウロコのカウンセリング革命 メッセージコントロールという発想』下園壮太〈しもぞの・そうた〉(日本評論社、2008年)/『相談しがいのある人になる 1時間で相手を勇気づける方法』よりもテクニカル面が強い。各章ごとで「つぼみた…

NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」

番組公式サイト Wikipedia

「Let It Be」Carol Woods and Timothy T. Mitchum

ミュージカル『アクロス・ザ・ユニバース』のサウンドトラック。黒いジャケットの方は1枚ものなので要注意。白い方が2枚組みだ。ゴスペル風のアレンジが素晴らしい。

西水美恵子

1冊読了。 113冊目『国をつくるという仕事』西水美恵子〈にしみず・みえこ〉(英治出版、2009年)/これは凄いよ。世界銀行の副総裁を務めたオバサンによる手記。顔も性格もサザエさんにそっくりだ。だが、ただのオバサンではない。同行するスティグリッツを…

未来を語るマスード

マスード

鳩山内閣早くも公約違反? 隠れた官僚支配の温床壊せず

井上理

なぜ仕事の早い人は酒や煙草にはまるのか

依田高典 宗教者はなぜタバコを吸うのか

ロバート・B・パーカー

1冊読了。 112冊目『レイチェル・ウォレスを捜せ』ロバート・B・パーカー/菊池光〈きくち・みつ〉訳(ハヤカワ・ノヴェルズ、1981年/ハヤカワ文庫、1988年)/記憶力の衰えに感謝した。読むのは四度目だが何ひとつ覚えていなかった。それにしても、こんな…

羽田内閣を潰した小沢一郎

羽田内閣 なぜなら、現在の党リーダーである小沢氏と鳩山氏には、過去の政界編成時に少数政党との対応で誤りを犯した経験があるからである。とくに深刻だったのは小沢氏の場合で、1994年の院内会派更新時に日本社会党を排除したことによって、同党を羽田政権…

「涙のバースデイ」ハウンドドッグ

カラオケでよく歌うナンバー。ま、カラオケには10年くらい行ってないけどさ。

虫けらみたいに殺されるパレスチナの人々/『「パレスチナが見たい」』森沢典子

・『パレスチナ 新版』広河隆一 ・虫けらみたいに殺されるパレスチナの人々 ・銃弾が食い込んだままの教科書 ・普段通りの暮らしを続けることが人々のインティファーダだった ・パレスチナ人は普通の暮らしも望めない 幼稚園の先生がパレスチナへ行った。彼…

マスードのポップな肖像画

Tシャツにしたいね。チェ・ゲバラよりマスードの方がいかしてる。 マスード