クリシュナムルティ
暴力と欲望に安住する世界/『既知からの自由』J・クリシュナムルティ
Togetter
J. Krishnamurti Online
講話・対談の全記録から選りすぐった珠玉の言葉と映像。これを見ずして真理は語れない。クリシュナムルティの教えの集大成。
インドで出版された「クリシュナムルティの精神」に収録されたクリシュナムルティと諸家との対話を中心に、他のいくつかの文献から選んだものを合わせ、年代順にまとめたもの。1996年刊の新装版。〈ソフトカバー〉 クリシュナムルティとの出会いは衝撃という…
クリシュナムルティをめぐりて
カントはあまりにも偉大な存在であった。彼以前の哲学はすべてのそのなかに流れこみ、彼以後の哲学はすべてそこから流れだす、カントはまさにそのような湖にもたとえられる近代哲学の祖なのである。 彼は人間の認識を根底から変えた哲人だった。カントは自分…
自殺 仏教は自殺を本当に禁じているのか?
『人はなぜ逃げおくれるのか 災害の心理学』広瀬弘忠 『新・人は皆「自分だけは死なない」と思っている 自分と家族を守るための心の防災袋』山村武彦 『人が死なない防災』片田敏孝 気づき(アウェアネス)に関する考察 東日本大震災の危機的状況を通して「…
クリシュナムルティ・未訳の書籍
「人生は幸福よりも自由を目指すべきだ」──そう思うようになったのは40代になってからのことだ。わけのわからないルール、しがらみ、決まり事が私を縛ろうとしていた。40代は堕落の季節だ。残された人生も何となく見通しがついて保守的な傾向が強まる。腐臭…
観察するものと観察されるもの、主体と客体の間に区別はない。それらは、継ぎ目なき連続体である。 ――ジッドゥ・クリシュナムルティ 【『君あり、故に我あり 依存の宣言』サティシュ・クマール/尾関修、尾関沢人〈おぜき・さわと〉(講談社学術文庫、2005年…
・『最後の日記』J・クリシュナムルティ ・体験は真実か?・『英知の教育』J・クリシュナムルティ 「計画停電だと? ふざけんじゃねーよ!」と声を大に叫んだところで、パソコンは立ち上がらないし、トイレの水も流れない(集合住宅のため水道ポンプも動かず…
ふるるの絶対自由への道 「J・クリシュナムルティの言葉から学び、この世を超えてみようではないか!的な意外と真剣な自己探求」
本物の哲学・宗教は必ず教育に辿り着く。思想がもつ全人生が発揮されるのは教育を措いて他にないからだ。学問・専門領域にとどまってしまえば、部分的有効性を示したも同然であろう。 しかし現代の教育は手段と堕している。学校は工場と化して不良品を取り除…
著者のイーブリン・ブローは、『変化への挑戦 クリシュナムルティの生涯と教え』のDVDでホスト役を務めていた女性である。多分財団関係者だと思われる。映像で観る限りでは、冷ややかな目つきで傲然とした雰囲気を漂わせていた。いけ好かないタイプのおばさ…
今日はルドルフ・シュタイナーが生まれた日(1861年)。神秘思想家、人智学の創始者。41歳の時、神智学協会の会員となる。神智学協会ドイツ支部を設立し、事務総長に就任。クリシュナムルティを来るべき救世主として仰ぐことを拒んで神智学協会を脱退。その…
1948年から60年にかけてクリシュナムルティが若い女性に宛てた手紙を編んだもの。63ページの小品である。これで800円は高いわな。きっとクリシュナムルティも眉をひそめることだろう。 1950年代半ばにクリシュナムルティはダライ・ラマと会談している。イン…
2冊挫折、1冊読了。 挫折8『呪術誕生』岡本太郎(みすず書房、1998年)/読むのが遅すぎた。10代、20代で読むべき作品だ。触覚に忠実であろうとする若者の生き方は、私にとって何ひとつ参考にならない(笑)。 挫折9『氷の家』ミネット・ウォルターズ/成川…
3冊読了。 19冊目『自殺する種子 アグロバイオ企業が食を支配する』安田節子(平凡社新書、2009年)/平凡社の本は実に読みやすい。アグロバイオとは農業関連生命工学のこと。遺伝子組み替え技術を駆使した「種業者」のことで、代表的なのはアメリカのモンサ…
ベルは、近代の終焉についても述べている。彼によると、近代の特徴は「超越(beyound)」にある。しかし、ポスト・モダーンは「限度(limit)」である。確かに、近代がルネサンス、宗教改革、大航海時代から始まるとすると、その特徴は「超越すること」にあ…
・『生と覚醒(めざめ)のコメンタリー クリシュナムルティの手帖より 1』J・クリシュナムルティ ・クリシュナムルティの悟りと諸法実相 ・プロセスとは形を変えた病苦か・『クリシュナムルティの日記』J・クリシュナムルティ ・ジドゥ・クリシュナムルティ…
クリシュナムルティQ&A 最新刊『時間の終焉 J・クリシュナムルティ&デヴィッド・ボーム対話集』を翻訳した渡辺充が答える掲示板。
著名な理論物理学者と稀有の覚者が、人類の未来について、英知を傾けて行った13回に及ぶ長大な対話録 本書の冒頭で、「人類は進路を間違えたのだろうか?」とクリシュナムルティが問い、それに対して「人間は5000〜6000年ほど前、他人から略奪したり、彼らを…
私たちはそれぞれが役を演じている。しかしその役割は、実用的にもモラル的にも、それぞれが分離しているとする根本的仮定に基づいている。全体を念頭に入れて考えているのは誰だろうか。クリシュナムルティが示唆し、アルバート・ビグローが行動で示したよ…
1冊読了。 140冊目『仏教と西洋の出会い』フレデリック・ルノワール/今枝由郎〈いまえだ・よしろう〉、富樫櫻子〈とがし・ようこ〉訳(トランスビュー、2010年)/一昨日読了。学術書とは思えないほど読みやすく、訳文も素晴らしい。仏教が西洋に伝わった歴…
断片的な知識に偏らない、新しい教育のかたちとは? 本書は、教育に携わる人々に宛てて書かれたクリシュナムルティの72通の書簡をまとめたものである。学びと気づき、条件づけからの解放、関係性と責任、自由と英知など、幅広いトピックに光をあてながらホリ…
対話をするには同じテーブルにつく必要がある。涙の連絡船に乗った人が海岸で見送る人と対話をすることはない。距離がありすぎる。対話の前提は歩み寄ることだ。 では各所のテーブルを見てみよう。ファミリーレストランで身を乗り出す主婦、会議室で向かい合…
1冊読了。 137冊目『いかにして神と出会うか』J・クリシュナムルティ/中川正生訳(めるくまーる、2007年)/1週間ほど前に読了。私がクリシュナムルティの名を知ったのは本書によってであった。確か昨年の2月頃だったと思う。収められているのは1936〜1980…