二重に馬鹿でなければ悪魔崇拝者にはなれない

「二重に馬鹿でなければ、悪魔崇拝者にはなれない」ストーニイはつぶやいた。
「二重に?」
キリスト教神学のたわごとをまるごと信じるだけでなく、その上で、運命として敗北保証つきでまったく不毛な【敗者側】に転向して、それを支持する必要があるんだから」


【『ひとりっ子』グレッグ・イーガン山岸真編・訳(ハヤカワ文庫、2006年)】


ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)