古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2010-12-13から1日間の記事一覧

ハインリヒ・ハイネが生まれた日

今日はハインリヒ・ハイネが生まれた日(1797年)。ドイツの詩人。デュッセルドルフのユダヤ人の家庭に生まれる。当初は商人、ついで法律家を目指したがベルリン大学でヘーゲルの教えを受け、作家として出発。若き日のマルクスとも親交があった。日本では森…

もし行、道に合わず、挙、義に合わずして、而も大に処り貴に居らば、患必ず之に及ばん

呉子曰く、「夫(そ)れ道とは本(もと)に反(かえ)り始に復(かえ)る所以(ゆえん)なり、義とは事を行い功を立つる所以なり、謀とは害を違(さ)り利に就(つ)く所以なり、要とは業を保ち成を守る所以なり。 もし行(おこない)、道に合わず、挙(きょ…

すべての犯罪を立証する司法システムは永遠に存在しない

実際に、ゲーデルの方法は、真犯人だとわかっていながら、いかなる司法システムSも立証できない犯罪Gを生み出したイメージに近い。司法システムは、当然その犯罪方法に対処する新たな法を組み込むだろうが、その新システムでは立証できない新たな犯罪を構成…

書物が焼かれるところでは、最後には人も焼かれる

書物が焼かれるところでは、最後には人も焼かれる。 【『アルマンゾール』ハインリヒ・ハイネ】

『「私たちの世界」がキリスト教になったとき コンスタンティヌスという男』ポール・ヴェーヌ/西永良成、渡名喜庸哲訳(岩波書店、2010年)

ヨーロッパ世界の根は、キリスト教にはない。ローマ史の碩学が、コンスタンティヌスによる国教化という「起源」の物語を書き直す。一人の男の信仰と資質が、キリスト教という比類ない文化装置を起動した。歴史を輪切りにし、人間が生き死にするリアルな偶然…

志ん生「風呂敷」

まったく凄いよね。こんな動画があるのだから。てえへんだ、てえへんだと叫んじまったよ(笑)。 古今亭志ん生