ポール・ヴェーヌ


 1冊読了。


 3冊目『「私たちの世界」がキリスト教になったとき コンスタンティヌスという男』ポール・ヴェーヌ/西永良成〈にしなが・よしなり〉、渡名喜庸哲〈となき・ようてつ〉訳(岩波書店、2010年)/キリスト教を学ぶ上でコンスタンティヌスを避けて通ることはできない。世界の3分の1をキリスト色に染め上げた張本人だ。著者は古代ローマ史の碩学(せきがく)であるとのこと。ま、当たり前かもしれないがイエスと無縁な極東の読者を想定した内容にはなっていない。それゆえ、コンスタンティヌスについての知識がない私のような者が読むと、肯定も否定もし得ないジレンマに陥る。塩野七生〈しおの・ななみ〉に手をつけるしかないか(笑)。巻末の「補論」は飛ばし読み。