古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

機械には時間がない

機械には時間がない。原理的にはどの部分からでも作ることができ、完成した後からでも部品を抜き取ったり、交換することができる。そこには二度とやり直すことのできない一回性というものがない。機械の内部には、折りたたまれて開くことのできない時間とい…

異なる信念が理解し合う瞬間/『レイチェル・ウォレスを捜せ』ロバート・B・パーカー

・異なる信念が理解し合う瞬間 ・町の光景 ・行動・『初秋』ロバート・B・パーカー ・『チャンス』ロバート・B・パーカー ・『突然の災禍』ロバート・B・パーカー ・『スクール・デイズ』ロバート・B・パーカー もう三度か四度読んでいる。それでも、「こん…

『富士宗学要集』堀日亨編

富士宗学要集 第1-2巻 富士宗学要集 第3巻 宗義部 富士宗学要集 第4巻 疏釈部 富士宗学要集 第5巻 宗史部 富士宗学要集 第6巻 問答部 富士宗学要集 第7巻 問答部 富士宗学要集 第8巻 史料類聚 富士宗学要集 第9巻 史料類聚 富士宗学要集 第10巻 疏釈部 富士…

フェルディナンド・プロッツマン、ジャック・D・シュワッガー

2冊読了。 122冊目『地球のハローワーク』フェルディナンド・プロッツマン/関利枝子、伯耆友子、岡田凛、小林洋子訳(日経ナショナルジオグラフィック社、2009年)/「働く」ことをテーマにした写真集。いずれも、『ナショナル ジオグラフィック』誌に掲載…

ススナガ・ウェーラペルマ

1冊読了。 121冊目『気づきの探究 クリシュナムルティとともに考える』ススナガ・ウェーラペルマ/大野純一訳(めるくまーる、1993年)/クリシュナムルティにはまっている。これで2冊目。思考の束縛を解き放ち、答えを自分自身の中に見出す思想だ。クリシュ…

森山大道

1冊挫折。 挫折87『森山大道、写真を語る』森山大道〈もりやま・だいどう〉(青弓社、2009年)/森山大道のインタビュー集成。写真も豊富。好きな人には堪(たま)らない内容なんだろうな。森山のスタイルは「断片的な記憶」というべきもので、普通の視線を…

安静看護という発想が病人をベッドに縛りつけた

ではなぜ従来の専門性が、高齢社会と呼ばれる現代の人々のニーズに対応できなくなり、逆に寝たきりや呆けを作り出すに至って結果的に介護の台頭を許すことになってしまったのか。 その最大の原因は皮肉なことに近代医療の発達なのである。病院の始まりは、野…

三木清

1冊読了。 120冊目『人生論ノート』三木清(新潮文庫、1954年)/20代で一度読んでいるが、全く異なる感銘を受けた。自分の精神的な変化を思い知らされたような気がする。短文であれば、何か普遍的なことを書いているように思いがちだが、本書には思想的格闘…

ロシア官僚の横暴に反発、スウェーデン家具店イケアが事業拡大「凍結」を宣言

フォーサイト 2009-07-27 命懸けの糾弾/『プーチニズム 報道されないロシアの現実』アンナ・ポリトコフスカヤ

ガンジーはナショナリスト(民族主義)指導者だった

南アフリカ滞在の初期に、ガンジーはすでにナショナリスト(民族主義)指導者であった。ガンジーの最初の変身である。彼は生涯を通してナショナリストであったから、これを認識することは重要である。彼のヒューマニスム(ママ)は、インドおよびインド人へ…

人の心

人の心は変わる。良くも悪くも。そこに人生の変化がある。

枢軸時代の変化

・「空」とは否定作業によって自己が新しくよみがえるプロセスの原動力 ・「私」とは属性なのか?〜空の思想と唯名論 ・枢軸時代の変化 ・「空」の語意・『世界の名著1 バラモン教典 原始仏典』長尾雅人責任編集 ソクラテス、孔子、イエス、仏陀は、同じよう…

米兵は拷問、惨殺、虐殺の限りを尽くした/『人間の崩壊 ベトナム米兵の証言』マーク・レーン

・『ベトナム戦記』開高健 ・米兵は拷問、惨殺、虐殺の限りを尽くした ・米国の不快な歴史・『動くものはすべて殺せ アメリカ兵はベトナムで何をしたか』ニック・タース ・『アメリカの国家犯罪全書』ウィリアム・ブルム ・『ショック・ドクトリン 惨事便乗…

内弁慶の妄想家、悪口スト勝谷誠彦氏

追撃コラム&取材メモ

米銀行破綻100件超す 昨年の4倍超 17年ぶり高水準

米連邦預金保険公社(FDIC)は23日、2009年の銀行の破綻(はたん)件数が100件を突破したことを明らかにした。100行を超えるのは、貯蓄貸付組合(S&L)の破綻連鎖から金融危機が起きた1992年(181行)以来、17年ぶりの高水準。2008年(25行)の4倍超になっ…

デイビッド・J・リンデン、ジャコモ・リゾラッティ、コラド・シニガリア、湯浅治久

2冊挫折、1冊読了。 挫折85『つぎはぎだらけの脳と心 脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか?』デイビッド・J・リンデン/夏目大〈なつめ・だい〉訳(インターシフト、2009年)/24ページで挫ける。テンポが悪い。 挫折86『ミラーニューロン…

『私とマリオ・ジャコメッリ 「生」と「死」のあわいを見つめて』辺見庸

孤高の写真家をめぐり静かに深まりゆく作家の言葉−断想。NHK新日曜日美術館「私の愛する写真家」(08年5月25日放送)をもとにした詩的映像論。生と死の思索。マリオ・ジャコメッリの代表作の他、辺見庸未発表詩篇も収載。 主な目次 第一章 白は虚無、黒は傷…

『イエスは仏教徒だった? 大いなる仮説とその検証』エルマー・R・グルーバー、ホルガー・ケルステン/市川裕、小堀馨子監修・解説、岩坂彰訳

イエスは本来仏教徒であった。この大胆な仮説を、文献や考古学上の成果を駆使し、東西文化交流の長い歴史に遡って論証する試み。研究者7名による解説「イエス=仏教徒説を検証する」を収録。 堀堅士 エリザベス・クレア・プロフェット

文庫化『露の身ながら 往復書簡 いのちへの対話』多田富雄、柳澤桂子(集英社文庫、2008年)

突然の脳梗塞で、声を失い右半身不随となった免疫学者・多田富雄と、原因不明の難病の末、安楽死を考えた遺伝学者・柳澤桂子。二人の生命科学者が闘病の中、科学の枠を越えて語り合う珠玉の書簡集。いのち・老い・病・家族・愛・科学・戦争・遺伝子・芸術・…

苫米地英人(後編)

苫米地英人(前編) KeyHoleTV、KeyHoleVIDEO 苫米地英人

KeyHoleTV/キーホールテレビ

KeyHoleTV、KeyHoleVIDEO キーホールTVの紹介 KeyHoleTV(キーホールTV)のiPhoneアプリ版(開発中)を触ってみた 日本のテレビがリアルタイムで見れるP2Pソフト「KeyHoleTV」!

「君は薔薇より美しい」布施明

今聴いても名曲だ。ブギーっぽいフォーンセクションと、軽快な歌声のマッチングがお見事。

オクタウィウス

「オクタヴィウス」よりも、「オクタウィウス」の方が検索ヒットが多い。「美しさとは調和である」ことを示した名文である。 海を見よ。海岸の法則によってさえぎられている。どんな木であろうと見るがよい。いかに大地の内側から生気を与えられていることか…

ラメズ・ナム、平野秀典

1冊挫折、1冊読了。 挫折84『超人類へ! バイオとサイボーグ技術がひらく衝撃の近未来社会』ラメズ・ナム/西尾香苗訳(インターシフト、2006年)/最新の遺伝子治療から、近い未来に可能となりそうな夢の如き治療法が列挙されている。時間がないため、日を…

パーソナルシュレッダー

手軽に使えるハンドタイプのシュレッダーで、CD、用紙、クレジットカードなどあらゆる物のカットが可能です。セキュリティ性抜群の3×20mmの微細カットタイプです。投入口に指が入らない安全設計です。

鍋かむり日親/『反骨の導師 日親・日奥』寺尾英智、北村行遠

日蓮は国家権力と真っ向から対峙した人物だった。門下も好戦的で強烈なキャラクターの持ち主が多い。分裂を繰り返す日蓮系教団の中にあって、最も勇名を轟かせているのが日親(1407-1488年)である。足利幕府に捕えられた日親は、熱した鍋を頭にかぶせられて…

苫米地英人(前編)

苫米地英人(後編) 『テレビは見てはいけない』苫米地英人(PHP新書、2009年9月16日) 苫米地英人

円高で、為替仕組み債が破裂(破綻続出へ)

朝倉慶 中国国有企業はデリバティブ契約の一方的破棄可能と報道、外銀間に動揺

J.クリシュナムルティ

1冊読了。 117冊目『私は何も信じない クリシュナムルティ対談集』J.クリシュナムルティ/大野純一編訳(コスモス・ライブラリー、2000年)/『ツァイトガイスト』を観て、直ちに取り寄せた。静けさの中にも銅鑼(どら)のような響きを湛(たた)えた不思議…

『モノポリー・マン 連邦準備銀行の手口』日本語字幕版

信用創造のカラクリ エンデの遺言 『アメリカ:自由からファシズムへ』アーロン・ルッソ監督 『Zeitgeist/ツァイトガイスト(時代精神)』『Zeitgeist Addendum/ツァイトガイスト・アデンダム』日本語字幕