古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

超映画批評

・超映画批評 シネマレビューは星の数ほどあるが、この「超映画批評」の右に出るサイトはそうあるまい。ペンを握るのは映画批評家の前田有一氏。プロであっても、制作側に媚びへつらう売文屋が多い中にあって、その真摯な文章から、爽やかな情熱が窺える。 …

プライドグランプリ2004開幕戦

ミルコが負けた。小川が勝った――。 ここ最近は、K-1よりもPRIDEの方が断然、面白い。 K-1はキャスティングで勝負しているようにしか見えない。それに比べてPRIDEは試合内容が格段にいい。勝ち負けがハッキリしているのだ。 プライドグランプリ2004開幕戦が始…

イラク日本人人質事件

テレビはこのニュースでもちきりだ。各メディアは人質となった時点で色めきたち、「自己責任」を突きつけては手を叩いているようにしか見えぬ。要は、騒ぎ立てる話題に事欠かなければ満足できるのだろう。そういう連中が垂れ流す情報を我々は受け取っている…

プリンタ買い換え

PC

プリンタを買い換えた。以前、使用していたのは、CanonレーザーショットLBP220Pro。3年ほど使って寿命がきたようだ。初めて買ったプリンタだったんで、それなりに愛着もあった。オフィス・デポで29800円だったと記憶している。 ある日のこと、ウンともスンと…

タゴール

人間の歴史は、侮辱された人間が勝利する日を、辛抱づよく待っている。 【「迷える小鳥」/『タゴール著作集』第1巻所収/藤原定訳(第三文明社)】 タゴールはアジアで初のノーベル文学賞を受賞した詩聖。その巨大な足跡は、死して尚、世界の瞠目を集めてい…

『NARC ナーク』

・監督:ジョー・カーナハン 傑作といっていいだろう。主役と脇役の二人がいい。個人的には脇役警部補の方が好み。 過去の傷が癒えぬ二人の警官がコンビを組んで、麻薬捜査官殺しの犯人を追う。情け容赦のない取り調べに痺れる。 途中に散りばめられる映像は…

『アメリ』ジャン=ピエール・ジュネ監督

【9点】 ・主演:オドレイ・トトゥ 以前から、気になっていた『アメリ』をやっとビデオで見た。私は基本的に、人がバタバタと死ぬ映画が好みなんで、この手の作品にはあまり食指が動かないのだ。 いやあ、もっと早くみておきゃよかった。こいつあ、傑作だ! …