古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

映画の衝撃で二日酔い/『ドッグヴィル』ラース・フォン・トリアー監督・脚本

・映画の衝撃で二日酔い・ラース・フォン・トリアーが観客に与えるのは、余韻ではなく激痛だ/『ドッグヴィル』 2003年/デンマーク 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』に衝撃は受けたものの、ラース・フォン・トリアーの名前は私の記憶にくっきりとした刻印は…

武部幹事長、また言っちゃった/「創価学会員も正月は神社に参拝する」

武部幹事長がまた失言をやらかした。20日午後、北海道釧路市での講演で、靖国参拝に対する中国の対応に関してこう発言したのだ。 「靖国参拝するなら(中国首脳が)会わないというのはおかしい。内政干渉だ。日本では共産党員も創価学会員も、正月になれば神…

「しあわせになりたいけど がんばりたくなーい」

ご存じ、「グロンサン」のコマーシャル。忌野清志郎が真っ赤なステージ衣装で街中(まちなか)に登場。ギターを弾きながら、通行人の間を練り歩く。大勢の“がんばる”人々に逆らって進むところが、いかにも清志郎らしい。 清志郎の起用について、「強そうな人…

『コラテラル』

・監督:マイケル・マン ・脚本:スチュアート・ビーティー ・出演:トム・クルーズ、ジェイミー・フォックス 公式サイトの説明によればタイトルの意味は、「間違ったときに間違った場所に居合わせてしまった不運な犠牲者」とある。その点からいえば主役はジ…

『狐の書評』狐

人は、自分が好むものを褒められ、自分が嫌うものを貶(けな)されると快感を覚えるようだ。 たまたま、ネットを渉猟していたところ、「狐」と名乗る匿名書評家がいることを知った。イエロージャーナリズムの代表選手といえる「日刊ゲンダイ」で健筆をふるっ…

『となりのひと』三木卓

杉浦日向子の装丁が、内容としっくりしていて秀逸。横向きに置かれた箸。茶碗の中には水が張られ、赤い金魚が泳いでいる。ページをめくると、神経が張り巡らされたような紋様があり、中表紙には花の芯だけ赤く着色された胡蝶蘭のモノクロ写真。 この短篇集は…

『デイ・アフター・トゥモロー』

・監督・脚本:ローランド・エメリッヒ 『デイ・アフター・トゥモロー』をビデオで見た。 ハリウッド映画の多くは、地球外生物と戦闘状態となり、最後に核兵器を使用する「ペンタゴン御用達(ごようたし)映画」と、世界が終末を迎え、登場人物の誰かが神様…