古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2010-12-11から1日間の記事一覧

島原の乱が起こった日

今日は島原の乱が起こった日(1637年)。翌年の4月12日に終結。百姓の酷使や過重な年貢負担に端を発する。飢饉とキリシタン迫害によって加速度がついた。旧有馬氏の家臣と肥後天草の浪人組織が当時16歳の少年天草四郎一揆軍の総大将として決起。原城に籠城す…

お金は精神の自由を確保するための糧

お金はモノを買うためのものではなく、精神の自由を確保するための糧であり、ゲームに勝つためのものなのだ。儲けた分は、ゲームの得点のスコア記録なのだ。そしてゲームは研究室や会議室で行なわれるのではない。市場というジャングルで行なわれるのだ。そ…

長さよりも時間の方が正確に測れる−1メートルの定義

今日われわれは、まさにこの方法で距離を精密に測定している。長さよりも時間の方がいっそう正確に測れるからである。実際に、1メートルはセシウム時計で測った0.000000003335640952秒の間に光が進む距離として定義されている(この数字は、メートルの歴史的…

「早春賦」小鳩くるみ、佐藤しのぶ

いやあ本当にいい歌だ。文語体には日本人の襟を正す格調高さがある。

人類の意識はひとつ/『人類の未来 クリシュナムルティVSデビッド・ボーム対話集』

対話をするには同じテーブルにつく必要がある。涙の連絡船に乗った人が海岸で見送る人と対話をすることはない。距離がありすぎる。対話の前提は歩み寄ることだ。 では各所のテーブルを見てみよう。ファミリーレストランで身を乗り出す主婦、会議室で向かい合…

J・クリシュナムルティ

1冊読了。 137冊目『いかにして神と出会うか』J・クリシュナムルティ/中川正生訳(めるくまーる、2007年)/1週間ほど前に読了。私がクリシュナムルティの名を知ったのは本書によってであった。確か昨年の2月頃だったと思う。収められているのは1936〜1980…