J・クリシュナムルティ


 1冊読了。


 137冊目『いかにして神と出会うか』J・クリシュナムルティ/中川正生訳(めるくまーる、2007年)/1週間ほど前に読了。私がクリシュナムルティの名を知ったのは本書によってであった。確か昨年の2月頃だったと思う。収められているのは1936〜1980年の講話で、神について語った部分の抄録となっている。自由と正反対に位置するのが宗教である。思考回路を教義で束縛した上で、教団内部のルールでもって二重に支配する。信仰は疑う自由を奪い取る。個人的には『クリシュナムルティの神秘体験』と双璧を成す作品だと思う。宗教性と宗教体験だ。中川訳は水のように淡々としており読みやすい。タイトルは毒を含んだ諧謔(かいぎゃく)としか思えない。クリシュナムルティ本は44冊目。