古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2011-01-14から1日間の記事一覧

マルティン・ニーメラーが生まれた日

今日はマルティン・ニーメラーが生まれた日(1892年)。ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、共産主義者でなかったから何もしなかった。ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、社会主義者ではなかったか…

大谷探検隊がブッダの住んでいた霊鷲山を発見した日

今日は大谷光瑞率いる大谷探検隊がインドビハール州ラージギル郊外でブッダの住んでいた霊鷲山を発見した日(1903年)。数年後のインド考古局第3代目の長官ジョーン・マーシャルの調査によって国際的に承認された。同探検隊は更にマガダ国の首都王舎城を特定…

金子光晴の真骨頂

じっさい、自伝的歴史エッセー『絶望の精神史』を読んでいると、金子光晴がたえず「世相の変転相」をみつめて、否、にらみつけて、目をそらすことがないのを感じさせられます。それをもっとも象徴的にしめすのは、この一冊の山場ともいえる関東大震災をめぐ…

孤独が与える安らぎ

あのガイドが言っていたとおり、山登りには遅すぎる季節だった。しかしなぜか気にはならなかった。自分はひとりきりで、ふたたび山の上にいる。孤独がどんなに安らぎを与えるものか、わたしは忘れていた。脚に、肺に、昔の力がよみがえる。冷たい風が全身を…

心の病を売り込む

市民の人権擁護の会 精神医療のCM

『対比列伝 ヒトラーとスターリン』アラン・ブロック/鈴木主税訳(草思社、2003年)

20世紀とは何だったのか 洞察に満ちた超弩級の歴史読み物 独裁政治家としての二人の軌跡を対比しつつたどった初の試み。二人の出自から、ヒトラーの敗北、そして戦後のスターリンの死までを描く。膨大な資料をもとに臨場感に満ちたディテールを積み重ね、大…

ポテチの量が昔より減りすぎだろ 詐欺すぎる

紳士速報 90g → 70g → 65g → 60g/減っていたとは思っていたが、これほどとは(涙)。

地球の未来

私たちはそれぞれが役を演じている。しかしその役割は、実用的にもモラル的にも、それぞれが分離しているとする根本的仮定に基づいている。全体を念頭に入れて考えているのは誰だろうか。クリシュナムルティが示唆し、アルバート・ビグローが行動で示したよ…