古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2011-04-20から1日間の記事一覧

東日本大震災:遺族支える「悲嘆ケア」

東日本大震災で肉親らを亡くした遺族に遺体を引き渡す警察関係者が、遺族への心理的支援「グリーフケア」を取り入れる動きが出ている。過去の大惨事の中で、肉親を失ったストレスが長期にわたって遺族を苦しめた反省に立った取り組みだ。 安易に声かけせず、…

人間はあるがままの世界を認識できない−カント

カントはあまりにも偉大な存在であった。彼以前の哲学はすべてのそのなかに流れこみ、彼以後の哲学はすべてそこから流れだす、カントはまさにそのような湖にもたとえられる近代哲学の祖なのである。 彼は人間の認識を根底から変えた哲人だった。カントは自分…

不幸と戯れる

不幸と戯れることによってしか、不幸を克服することはできない。 【『蝿の苦しみ 断想』エリアス・カネッティ/青木隆嘉〈あおき・たかよし〉訳(法政大学出版局、1993年)】 エリアス・カネッティ 蝿の苦しみ 断想

東日本大震災 世界が見たNIPPON

検証・大震災:原発事故2日間(1)東電動かず、首相「おれが話す」(毎日jp 2011-04-04) 検証・大震災:原発事故2日間(2)激震、全基停止「はぐれるな、手をつなごう」(毎日jp 2011-04-04) 検証・大震災:原発事故2日間(3)冷却系ダウン「悪夢じゃない…

経済産業省と東京電力の癒着構造

原子力行政をとりまく課題は根が深い。(中略)経産省は外局に資源エネルギー庁も抱え、原発推進の旗振り役になっている。いわば右手で原発を応援しながら、左手で規制監督していた格好だ。しかも、官僚OBの天下りを何人も電力業界に送り込んできた。 【社説…

東日本大震災−激しい引き波、海底露出

書き換えられた日本経済新聞記事

「水蒸気爆発ならスリーマイル以上の事故」今中哲二・京都大学助教