2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧
SMAPの草なぎ剛容疑者(34)が23日に公然わいせつ容疑で現行犯逮捕されたのを受け、CM界やテレビ界にも大激震が走った。 広告代理店のキャスティングに関する相談役を務めたこともある芸能評論家の肥留間正明氏(59)は、「SMAPはいまや日本一のテレビタレン…
人は王となりたがり、奴隷であることを望む。 人は他人をコントロールしたがり、偉大な人物からコントロールされることを望む。 人は、王と奴隷との間をフィードバックする。
この作品には思考や価値観を深いところで揺さぶる何かがある。正直に言うと、私はいまだに思いあぐねている。ただ確実なのは、佐野洋子が明らかに何かを破壊しようと企てていることだ。 私は頭に来ている。この物語を正確に読み解くことができないからだ。ま…
はじめに神は高等研究計画局ネットワークを創造され、それはARPAnet(アーパネット)と呼ばれた。ARPAnetは栄えてMilnetを生み、ARPAnetとMilnetはインターネットを生み、やがてインターネットとその子孫であるUsenet(ユーズネット)のニュースグループとワ…
1冊読了。 56冊目『名残り火 てのひらの闇II』藤原伊織(文藝春秋、2007年)/藤原伊織の遺作。読むのを躊躇(ためら)っていた。読んでしまえば、もう後はない。藤原伊織の過去を振り返ることしかできなくなる。恐る恐る本を開いた。そして、例の如くあっと…
一夜で数百万円もの大金を散じる日本人麻薬フィクサーがカリフォルニア州の重犯罪刑務所で服役することになった。殺人を造作なく犯す凶漢、執拗に虐げる悪質な看守を相手に“金と力と知性”を武器に真っ向から渡り合った受刑者マルヤマの記録。98年ルー出版刊…
渡久地明の時事解説
「戦場は証明の場でもある。人が死ぬ場所であり、新たに生まれ変わる場所だ」 【『メービウスの環』ロバート・ラドラム:山本光伸訳(新潮文庫、2004年)】
「どうして探偵をやってるの?」 「誰かが言ったように、歌も踊りもできないからだ」 【『初秋』ロバート・B・パーカー:菊池光訳(早川書房、1982年/ハヤカワ文庫、1988年)】
・戦地で活字に飢える ・近藤道生と木村久夫 ・知覚の無限 ・酔生夢死 昨日、あるお客さんから新聞の切り抜きを手渡された。「後で読んでよ」と。昼休みに目を通した。日本経済新聞で連載されている「私の履歴書」だった。書き手は博報堂最高顧問の近藤道生…
1冊挫折、2冊読了。 挫折24『最新投資組合の基本と仕組みがよ〜くわかる本』青木寿幸、井岡亮(秀和システム、2008年)/「自分にはお金がなくとも、ファンド(投資組合)を作って、他人のお金を集めれば、誰でももうけることができます」(「はじめに」)――…
デヴィ夫人 職務質問 兵庫県警新港交番 腐敗しきった警察組織/『遺言 桶川ストーカー殺人事件の深層』清水潔
門野晴子は幼い頃、母親から虐待されていた。それでも、介護が必要となった母を自分が引き取ることにした。理由は自分でもわからないという。 とにかく婆さんの偏屈ぶりが凄い。これほどひねくれていれば、もはや笑うしかない領域に達している。著者自身が娘…
識者ら「第三者委が必要」 虚偽の証言に基づく誤報が今年、相次いでいる。日本テレビの「真相報道バンキシャ!」が岐阜県庁の裏金問題に絡み、関係者のうそ証言を放送したのに続き、朝日新聞襲撃事件を巡って「実行犯」の手記を掲載した週刊新潮が、誤報だっ…
「面倒な本」がある。小難しい言葉、すっきりしない文章、専門用語の濫用(らんよう)――明晰(めいせき)になっていない思考が文章に表れる。難解な文章は知性の敗北であると私は思っている。この際、私の理解力については不問に付しておこう。面倒な本を読…
「Britain's Got Talent 2009」の動画を飽きもせず何度も繰り返し観ている。それにしても、スーザン・ボイルの鈴の音を思わせる声が素晴らしい。翻訳つきの動画を見つけたので、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の元歌と聞き比べてみよう。 http://www.youtub…
【ニューヨーク】米国の会計基準を決める米財務会計基準審議会(FASB)は2日、時価会計の適用除外となる金融資産の対象を広げる緩和策を決定した。1−3月期決算から新基準が導入され、証券化商品など手持ちの金融資産の市場価格が大幅に下落しても、損失を計…
47歳独身女性、世界を驚かす=英TV番組で超絶歌唱力披露 【ロンドン】英国のオーディション番組に出た47歳の冴えない感じのスコットランド人女性が、見事な歌いっぷりを披露して世界中にセンセーションを巻き起こした。動画投稿サイト「ユーチューブ」では16…
明らかに記憶力が衰えている。20年以上もニコチンとタールを摂取し、15年以上も日々欠かすことなくアルコールを嗜(たしな)めば当然か。アイディアの枯渇を防ぐために、記憶媒体を用意することを思い立った。つまり、外付けの脳味噌だ(笑)。 手っ取り早い…
1冊読了。 53冊目『呉子』尾崎秀樹〈おざき・ほつき〉訳(中公文庫、2005年)/高価な本だ。わずか120ページ足らずの文庫本が760円もする。ま、それ以上の価値があるのは確か。内容は文句なし。ただ、構成に難あり。書き下し文が最後にまとまっているのだ。…
アイザック・アシモフの『アイ・ロボット』をモチーフにしたセカンド・アルバム。この名曲に惚れ込んで私はLPレコードを購入した。もう、25年も前のことだ。まるで、日本のニューミュージックのような調べ。取って付けたように、最後の部分だけプログレっぽ…
朝日新聞阪神支局襲撃事件の「実行犯」の手記を掲載した週刊新潮の早川清編集長は15日、毎日新聞の取材に裏付け取材の不足を認めたが、「結果的に誤報だったが、捏造(ねつぞう)したわけではない」と、島村征憲氏のうそに翻弄(ほんろう)された被害者との…
・『〈狐〉が選んだ入門書』山村修 ・世界史は中国世界と地中海世界から誕生した ・歴史とは何か ・歴史文化に不可欠なものは暦と文字 ・インドに歴史文化がない理由・『歴史とは何か』E・H・カー ・『歴史とはなにか』岡田英弘 ・『世界システム論講義 ヨー…
2冊挫折。 挫折23『パレスチナ紛争史』横田勇人(集英社新書、2004年)/18ページで挫ける。「パレスチナ紛動を巡る報道では、こうした問題は少なくない。内外のメディア、特に日本のマスコミは、パレスチナ自治区に入って民衆の声を現地取材したいわゆる『…
1冊挫折。 挫折22『隠された十字架 法隆寺論』梅原猛(新潮社、1972年)/面白そうなんだが、如何せんテーマに興味が湧かない。『嬉遊曲、鳴りやまず 斎藤秀雄の生涯』で紹介されていた一冊。斎藤秀雄は本書からどんなインスピレーションを得たのか気になる…
陸上男子400メートル障害の為末大選手が週刊新潮の記事や広告で名誉を傷つけられたとして、発行元の新潮社などに計4500万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁(畠山稔裁判長)は15日、広告が名誉棄損に当たると認定し、新潮社側に220万円の支払…
そろそろピーター・F・ドラッカーを読もうと思い立ったのだが、いずれの内容も重量級と察して本書を選んだ。正解だった。上田惇生は、ドラッカー作品の大半の翻訳を手掛け、ドラッカー本人とも親交があったという。やや礼賛が勝ちすぎていて鼻につくがこれは…
パトリック・ジュースキントはドイツの作家。名手といってよい。その作品は職人技の冴える一品となっている。傑作『香水 ある人殺しの物語』とは打って変わった小品で、小中学生向けと思われる。佐野洋子が絶賛していたので読んでみた。 少年時代の起伏に富…
1冊挫折。 挫折21『イエズス会の世界戦略』高橋裕史〈たかはし・ひろふみ〉(講談社選書メチエ、2006年)/52ページで挫ける。面白くなかった。実にもったいないテーマである。フランシスコ・ザビエルの時代(16世紀)からイエズス会には人種差別的要素が強…
〈狐〉こと山村修はとにかく文章がいい。多分、敢えて易(やさ)しい言葉を使い、意図的に豊穣なる部分を割愛しているはずだ。このようにして彫琢(ちょうたく)を極める文体が生まれる。 以下は、岡田英弘著『世界史の誕生』(ちくまライブラリー、1992年)…