テンプル・グランディン


 1冊読了。


 127冊目『動物感覚 アニマル・マインドを読み解く』テンプル・グランディン、キャサリン・ジョンソン/中尾ゆかり(NHK出版、2006年)/これは面白かった。443ページで3360円は安いと断言しておこう。テンプル・グランディンは自閉症アスペルガー症候群)である。で、自閉症者は動物に近い感覚を持っているとのこと。動物の気持ちを理解することができるから「動物感覚」というタイトルになってるわけ。腰を抜かしたのはプレーリードックが名詞、動詞、形容詞の意思伝達システムがあるそうだ。つまり言葉を持っているのだ。そこから著者は意識があるかどうかを探っている。もう一つ。人と犬との付き合いは古く、元々はオオカミと一緒に生活していた。で、人はオオカミから様々なことを学んだというのだ。例えば組織だった狩猟の仕方など。その頃、オオカミと人とは対等な関係だったに違いないとテンプル・グランディンは記している。トール・ノーレットランダーシュを読んだ時と同じような昂奮を覚えた。傑作だ。