古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2010-05-30から1日間の記事一覧

成功がもたらす問題

成功のもたらす問題は、失敗のもたらす問題とは大きく異なる。 【『プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか』P・F・ドラッカー/上田惇生〈うえだ・あつお〉編訳(ダイヤモンド社、2000年)】

パレスチナ人を虐殺した司令官の保釈金は何と10円以下

多くの人は信じられない、と言うかもしれない。あのアウシュビッツを経験した人々が、他人にそんなひどい仕打ちができるはずがない、と。ましてユダヤ人が非武装のパレスチナ人を虐殺することなど想像もできないに違いない。しかし現実には、そうしたことが…

名前のない悲劇

キーボードを一心不乱に叩きながら彼女は語る。 「一番大きな問題は私たちのこの悲劇には名前がついていないことです。世界の注目どころか、国内でも無視され切り捨てられている」 名前さえもついていない問題。確かにコソボ難民という言い方をすれば、ほと…

「冬が来るまえに」オフコース

高校1年の時に買ったアルバム(もちろんレコードだ)に収められた曲。当時の私にとって「ザ・荘厳」といえば、ユーミンの「翳りゆく部屋」かこの曲だった。この年になるとキリスト教的虚仮威(こけおど)しに聴こえなくもない(笑)。 オフコース 小田和正

哲学の限界/『現代思想の冒険』竹田青嗣

昨年の10月から怒涛の如くクリシュナムルティ本を読んできた。そこで感受性の偏りを防ぎ、バランスをとる目的で本書を読んだ。 結論から述べよう。思想・哲学の無力さがよくわかった。大体、近代思想の多くが西欧から誕生した時点で胡散臭い。キリスト教+経…

ロバート・カーソン、J・クリシュナムルティ

1冊挫折、1冊読了。 挫折38『シャドウ・ダイバー 深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち』(上)ロバート・カーソン/上野元美〈うえの・もとみ〉訳(早川書房、2005年/ハヤカワ文庫、2008年)/100ページを超えたあたりで挫ける。これは著者のせいで…

増刷 『生と覚醒のコメンタリー』3&4、『知恵のめざめ』、『学校への手紙』クリシュナムルティ

『クリシュナムルティの神秘体験』の新訳/『クリシュナムルティ・ノート 拡大完全版』中野多一郎訳(たま出版、2010年)

何と読み終えた今日、発見(笑)。 何が我々をばらばらにしているのでしょうか? アイデンティティを死んでやり過ごすとは? メディアをやり過ごすとは? 脱落するメディアとは? 分離不可能な、愛、破壊、死、不可思議な創造とは? クリシュナムルティ幻の…

航の SKY NOTE

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