1冊読了。
22冊目『クリシュナムルティの瞑想録 自由への飛翔』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(平河出版社、1982年/サンマーク文庫、1998年)/クリシュナムルティ18冊目の読了。原題は「The Only Revolution」。1970年刊。クレジットにメアリー・ルティエンスの名がある。構成が『生と覚醒のコメンタリー』と同様で、個人面談の様子が描かれている。ただ、書き出しの殆どが「瞑想は――」となっており、各章のページも短い。で、本書を読めば瞑想がわかるかといえば、それがそうでもないんだよな(笑)。大野純一がまたぞろ余計なことを紹介しているが、私はクリシュナムルティが説く瞑想と禅は異なると考えている。瞑想という形に囚われると、クリシュナムルティの真意を見失うことだろう。彼は禅もマントラも祈りも否定しているのだから。