古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2010-02-13から1日間の記事一覧

リスクテイカーになる意味

問題はこの前提が真実よりも深いレベルで受け止められていない点だ。もちろん、だれもがトレードを仕掛けるときにリスクを取っている。しかしだからといって、リスクを受け入れたわけではないのだ。すべてのトレードにリスクがある。なぜなら可能性に賭けて…

『われら』ザミャーチン/川端香男里訳(講談社、1970年/岩波文庫、1992年)

20世紀ソヴィエト文学の「異端者」ザミャーチンの代表作。ロシアの政治体制がこのまま進行し、西欧の科学技術がこれに加わったらどうなるか、という未来図絵を描いてみせたディストピア小説。1920年代初期の作だが、最も悪質な反ソ宣伝の書として長く文学史…

J・クリシュナムルティ

1冊読了。 22冊目『クリシュナムルティの瞑想録 自由への飛翔』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(平河出版社、1982年/サンマーク文庫、1998年)/クリシュナムルティ18冊目の読了。原題は「The Only Revolution」。1970年刊。クレジットにメアリー・ルテ…

ジョージ・バーナード・ショーもクリシュナムルティを称賛

1934年3月28日付ニュージーランド・ヘラルド紙上に、バーナード・ショウ(ママ)は次の一文を寄せ、ニュージーランド当局によるクリシュナムルティのラジオ講話放送禁止措置を批判した。 「氏は最も崇高なる宗教的教師であり、すべての教会や宗派のメンバー…