1冊挫折、1冊読了。
『パラドックス大全 世にも不思議な逆説パズル』ウィリアム・パウンドストーン/どうもこの著者が苦手だ。80ページで挫ける。私が求めている内容なんだが、アプローチの仕方に違和感を覚える。こなれた文章でありながら、しっくりこない。しばらく、この著者の作品は読むことがなさそう。
『蝿の苦しみ 断想』エリアス・カネッティ/ノーベル文学賞受賞者とは露知らず。友岡雅弥著『ブッダは歩むブッダは語る ほんとうの釈尊の姿そして宗教のあり方を問う』で本書のパラグラフが紹介されていた。言葉が自由に跳躍し、名状し難いアフォリズムを形成している。飛翔ではない。なぜなら、カネッティの脚力が生んだ断想であるからだ。今日一日で読み終えた。何も考えることなく読んだ。