ジョルジュ・バタイユ、藤巻一保


 2冊挫折。


 挫折99『宗教の理論ジョルジュ・バタイユ湯浅博雄訳(人文書院、1985年/ちくま学芸文庫、2002年)/出だしはよかったのだが、直ぐに行き詰まる。30ページで挫ける。私は気が短いので、難解な言葉に遭遇すると「お前等だけで勝手にやってくれよ」と思ってしまう。難しい話は人に伝えることができない。それゆえ、人口に膾炙(かいしゃ)することなく本の中で突っ立っているだけのものとなる。西洋哲学は形而上に傾くきらいがあり、問いかけの連鎖が限りなく空転した挙げ句、神の肯定か否定という両極端な場所に着地する。だから、考えれば考えるほど分断を助長する方向へ行ってしまうのだ。バタイユさんよ、あんたと俺には縁がなかったよーだな。


 挫折100『真言立川流 謎の邪教と鬼神ダキニ崇拝藤巻一保〈ふじまき・かずほ〉(学研、1999年)/男女交合による即身成仏、ドクロ本尊と聞いただけでワクワクしてくるが(笑)、エロエロ教団・真言立川流の実態と系譜が対話形式で綴られている。極めて真摯な読み物。私が期待していたのは密教に関する記述であったため、完全な肩透かしを食らった。120ページを超えたあたりでやめる。尚、稲荷(信仰)に関する詳しい解説があり、これは望外の収穫であった。