古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

『生物進化を考える』木村資生(岩波新書、1988年)



生物進化を考える (岩波新書)

 ダーウィンによって確立された進化論はどのように発展していったのか。分子生物学は進化論をいかに豊かにしたのか。進化の道筋は現在どのように考えられているのか。革命的な「分子進化の中立説」を提唱して世界の学界に大論争を巻き起した著者が、『種の起原』から中立説までの進化の考え方をやさしく説き、人類の未来にも想いを馳せる。