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- かつて無線は死者との通信にも使えると信じられていた
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- コペルニクスが引っ繰り返したもの
- コペルニクスは宇宙における人間の位置づけを変えた
- 『重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る』大栗博司
- 『広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由 フェルミのパラドックス』スティーヴン・ウェッブ
- 『ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』レオナルド・サスキンド
革命はいつでも突然起こるというものではないし、釣りあいのとれた叙事詩でもない。特に、それが観念の革命である場合には。16世紀なかごろ、ポーランドの天体学者ニコラス・コペルニクスが『天球の回転について』と題する大部の本を出版した。100年におよぶ推移を経て、コペルニクスの文書は人々の宇宙観すべてと、宇宙における人間の位置づけを変えた。
【『黒体と量子猫』ジェニファー・ウーレット/尾之上俊彦、飯泉恵美子、福田実訳(ハヤカワ文庫、2007年)】