古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

レオナルド・ダ・ヴィンチ

 悲しいかな、レオナルド(※ダ・ヴィンチ)は生きているうちに、いずれの発見も出版したことはなかったが、手稿にして1万3000ページ(のちに写本にまとめられた)もの記述をなし、その3分の1弱が現在まで生き残った。もしも本として出版していれば、「現代の科学技術の水準は100年、もしくは200年も早く到達されていたかもしれない」とアータレイは述べている。


【『黒体と量子猫』ジェニファー・ウーレット/尾之上俊彦、飯泉恵美子、福田実訳(ハヤカワ文庫、2007年)】


黒体と量子猫〈1〉ワンダフルな物理史 古典篇 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) 黒体と量子猫〈2〉ワンダフルな物理史 現代篇 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)