古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2010-06-20から1日間の記事一覧

『二十世紀文化の散歩道』ダニエル・ベル/正慶孝訳

現代、そしてそれを準備した近代――この数世紀にわたる人間社会の「進歩の果実」を、全領域的に検証。新たなる視座から、人間社会への知的貢献を試みた野心作。

『資本主義の文化的矛盾』ダニエル・ベル/林雄二郎訳

何か知らぬが現代が歴史的変動のただ中にあるのでないか、という実感は恐らく多くの人々にとって本能的に感じられることであろう。しかし、それがどのような原因によって起こっているのか、それは何を示しているのか、何を指向しようとしているのか、誰もが…

あなた個人を終点とする長い長い系図

太陽系の本当の大きさ 相対性理論によれば飛行機に乗ると若返る 枕には4万匹のダニがいる あなた個人を終点とする長い長い系図 陽子 ビッグバン宇宙論 進化論に驚いたクリスチャン 『人類が生まれるための12の偶然』眞淳平:松井孝典監修 『黒体と量子猫』ジ…

映画『ミツバチの羽音と地球の回転』予告編

公式サイト 上映スケジュール twitter “原発”に揺れる町 上関原発計画・住民たちの27年 東京電力の暗部/『東京電力 暗黒の帝国』恩田勝亘 広河隆一責任編集 世界を視るフォトジャーナリスト月刊誌『DAYS JAPAN』

『暗号名イントレピッド』ウィリアム・スティーヴンスン/寺村誠一、赤羽竜夫訳

暗号名イントレピッド(上) 暗号名イントレピッド(下) 1940年、英仏海峡へと破竹の勢いで進撃するナチ・ドイツの前に、イギリスの生存は危殆に瀕していた。この重大な局面に対処すべく、チャーチル首相は、一人の男に任務を与えた。 「ヒトラーの世界征服…

私たちは何をすべきか? 何から始めるべきか?/『ザーネンのクリシュナムルティ』J・クリシュナムルティ

同時代に果たしてこれほど世界を駆け巡った人物がいただろうか? 思想や宗教が人間の本質をわしづかみにすると国境を越えて広まってゆく。普遍性は言語や文化を超越して「人間の共通項」を炙(あぶ)り出す。エゴを支えているのは差異への執着だ。真実を叫ぶ…

中国の住民自治

ジョエル・ベイカン、マックス・ヴェーバー

1冊挫折、1冊読了。 挫折49『ザ・コーポレーション わたしたちの社会は「企業」に支配されている』ジョエル・ベイカン/酒井泰介訳(早川書房、2004年)/動画の足下にも及ばない。っていうか多分、動画の出来がよすぎたのだろう。見事な肩透かし。読みたい…