古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

カーリン・アルヴテーゲン


 1冊挫折。


 挫折68『裏切りカーリン・アルヴテーゲン/柳沢由美子〈やなぎさわ・ゆみこ〉訳(小学館文庫、2006年)/カーリン・アルヴテーゲンで挫けたのは初めてのこと。まったく残念なことだ。人格破綻モノ。正確には人格障害モノといっていいだろう。150ページまでしか読んでないので偉そうなことはいえないが、必然性が感じられない上、登場人物のほとんどが人格障害のため、登場人物が入り乱れてわかりにくくなっている。異様さも際立たず、こっちの尻が終始ムズムズする始末だ。たぶん思い込みの勝ちすぎた男女が偶然出会って、反抗に至るというストーリーなんだろうが、どうもいただけないね。