1冊挫折、1冊読了。
『国語辞典の名語釈』武藤康史/5ページほどで挫ける。博覧強記の書誌情報が盛り込まれているが、どうも鼻につく。意図的に挿入されている古めかしい言葉も、作為が強過ぎて浮き上がっている。決定的なのは、あまり楽しそうに書いてないところ。これほど相性が悪いのは、宮部みゆき以来か。
『心の操縦術 真実のリーダーとマインドオペレーション』苫米地英人/ベッチー先生にはまっているこの頃である。少々胡散臭さを感じないわけではないが、多分、凄く難しいことを簡単に表現しているせいだろうと、善意に解釈している。「情報空間を高い視点から俯瞰できるかどうか」という教えが基調。敢えて「教え」と書いておこう。科学、宗教、脳という三つの角度から、人間の可能性が説かれている。まだまだ興味が尽きない。