ノーマン・G・フィンケルスタイン、清水潔


 2冊読了。


ホロコースト産業 同胞の苦しみを「売り物」にするユダヤ人エリートたちノーマン・G・フィンケルスタインエリ・ヴィーゼルは悪党だったよ(涙)。ユダヤ人関係団体がホロコーストを盾に「賠償ビジネス」を始めたのは、何と1970年代に入ってからのこと。これ以前にホロコーストが問題視された歴史はないというのだから驚き。アメリカとイスラエルの距離が近づいてから、米国ユダヤエリートが立てた戦略らしい。ゆすりたかりの類いと変わりがない上、賠償金の大半は“団体”の懐に入り、被害者には雀の涙程度しか実際には支払われていない。著者の親御さんもその一人。梅崎義人著『動物保護運動の虚像 その源流と真の狙い』と併せて読めば、世界がどういう力で動いているかが、よくわかる。真の知性は、勇気に支えられていることを痛感。


遺言 桶川ストーカー殺人事件清水潔/こんな有名な本もいつの間にか絶版になっていた。著者は写真週刊誌『FOCUS』の記者。下劣なイエロージャーナリズムにも良心が存在する。執念の取材で、著者は警察に先んじて犯人を割り出した。後半は上尾警察暑のデタラメ極まりない捜査ぶりを暴露している。殺された被害者は、何度も上尾警察署に足を運んで被害を訴えていた。その杜撰、手抜き、怠慢が、遺族に二重、三重の苦しみを与える。文章が軽快で読み出したら止まらない。休日の明るい時間から読み始めた方がいい。