古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

はてなブックマークとみのもんたは似ている


 池田信夫氏がはてなへの苦情を綴っている。

 私は全面的に賛成だ。Web上には「群衆の中から石を投げる」ような手合いが多い。多分、会社や学校などで自分の意見も言えないような連中が、ストレスまみれとなった挙げ句に劣等感をぶちまけているのだろう。


 それにしても、「はてな側」の言いわけは苦しい。苦し過ぎて私は窒息しそうになったほどだ。


 企業がガイドライン判例などを基準にした途端、消費者(ユーザー)にそっぽを向くことになる。そんな彼等が一線を踏み外すことはない。ライン際で大きくワンバウンドしたボールを空中で受け止めてパスを繰り出すバスケットボールプレイヤーになることはあり得ないのだ。ラインに近づいた途端、限りなくスピードを落とし、うずくまってラインの淵を眺めているのだろう。


 池田氏とのやり取りから窺えることは、はてなとして「個々人の痛みは無視させてもらいます」という企業姿勢であろう。


 面白かったのは、はてなの言いわけが、まるで、みのもんた氏への苦情に対応するTBSみたいだったことだ。あれほど人相が悪くて、見識が浅くても、アジテーターとしての役割が果たせるのだ。

 はてなにしても、みのもんた氏にしてもそうだが、結局、社会のインフラには下水道が必要なことを象徴しているのかもね。