古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

東京都議会議員の海外視察費

 朝日新聞(2005-06-27付夕刊)より――


 視察費の平均が147万円と他道府県よりも割高であることを報じた都議選関連の記事。議員なんぞによる無駄遣いを認めるほど私はお人好しではないが、どうも、きな臭いものを感じる。


 コメントを引用されているのは、若林ひとみ氏。「都議会の海外視察の監視活動をしてきた元文京区議」との肩書きがある。市民運動をしてきた人物のようで、 「開かれた議会をめざす会」の事務局長をしていたようだ。一見すると市民派に見えるが、文京区は共産党が強い地域。中選挙区の東京8区に該当し、共産党の金子満広元副委員長の地盤でもあった。


 朝日新聞の記事は、議員の無駄遣いに疑問を呈するような形をとりながら、その実は、共産党の主張を代弁している内容となっている。とんだ、プロパガンダだ。




 別の報道によれば、ある共産党都議は、オーストラリアの海外視察に参加し、カジノにまで行ってるとのこと。

議員公用車に年2億円


 朝日新聞(2005-07-01付夕刊)より――


 これまた、東京都議選関連記事――

 幹事長には専用車がつく。(中略)共産党生活者ネットは辞退している。

 情報公開された資料によると、(中略)共産が1人。


 これまた、共産党を持ち上げる提灯記事。ひょっとして朝日は、共産党御用新聞になったのかしら? しかも、投票日の2日前の報道である。これが、公正中立な記事といえるだろうか? 柔らかな投票誘導行為に見えて仕方がない。


 2005-07-01