古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

ニュース拾い読み・書き捨て 11

9月11日、アメリカにて同時多発テロ発生


▼メディアはこれ一色である。私が購読しているメールマガジンもほぼ90%が、この内容で染まっている。ということで書かないわけにもいかなくなってしまった▼死亡者推定5000名という大惨事。これが、いつ、どこの国で起こり得てもおかしくない状況となってしまった▼日本政府は法律を改定して、後方支援を可能にしようとしている▼ブッシュ大統領は「戦争だ」として国威発揚に拍車をかけた。NATO挙げての戦争状態となれば、大変な被害に及ぶことだろう▼容疑者とされるビンラディン氏だが、どのような証拠が発見されたのだろうか。具体的なことを私は寡聞にしてしらない。それにしても、早い捜査結果だった▼アメリカ本土を襲われたのだから、“世界の警察”の威信はしこたま傷ついたことだろう▼私が恐れるのは、現在の状況がアメリカ側からの情報によって報道されているところ。それと、今回の事件によって、アメリカ全土が強烈な国家意識を持ち始めたことだ▼「目には目を、歯には歯を」の論理では何も生まれない。だが、“やられたらやり返す”そんな論理が大手を振って世界を歩き回っている▼私は戦争には断固、反対だ▼罪の無い子供や女性が犠牲になることは目に見えている▼世界の英知を集めて、戦争回避の方途を見出すべきである。▼テロを防ぐことも大事だが、警察国家のようになるのはお断りしたい▼テロは絶対に許されるべきではない。だが、アメリカ側に反省がない限りは、いたちごっこのような結果になるのではないか▼最後に、亡くなった全ての方に哀悼の祈りを捧げます。行方不明者が一人でも生存されてますよう念じております。