古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「アンマー」かりゆし58

気恥ずかしくなるほど陳腐な歌詞だが、陳腐という価値があってもいい。乾いたドラムとリズムギターがイカしてる。 http://jp.youtube.com/watch?v=4_OKI91h3tw

「星の流れに」菊池章子、ちあきなおみ、谷真酉美

普段、演歌は全くといっていいほど聴かないが、これは名曲だ。しかも、三者三様の味があり、甲乙つけがたい。昭和22年に発表、翌23年にヒットした。笠置シズ子の「東京ブギウギ」と時を同じくしている。 谷真酉美(たに・まゆみ) 作詞の清水みのるは、『東…

コフリン・ダニエル・エドワード

ストリート・ミュージシャンって、こんなレベルに到達していたのかよ。いやあ驚いた。これほどの技術と甘いマスクを持っているのだから、ブレイクするのも時間の問題か。名前は外国人だが、東京生まれで福島育ちの日本人だってよ。 http://jp.youtube.com/wa…

数字のゼロが持つ意味/『人間ブッダ』田上太秀

「人間ブッダ」入門。さほど宗教色はない。いや、宗教色はもちろんあるのだが、宗派性がないというべきか。本書を読むと、驚くほど釈尊(=ブッダ)が常識や道理を重んじていた事実が窺える。 現代に生きる我々が読んでも、「フム、なるほど」と頷けること自…

アナログの意味/『コンピュータ妄語録』小田嶋隆

・アナログの意味 ・アイコンとは コンピュータ用語の辞典。これは本の体裁がダメ。新書版サイズの辞書として作るべきだ。そうすりゃ、騙されて購入する人々も増えたことだろう。驚いたことにネタ満載と思いきや、まともな辞書としても使える内容となってい…

ここに住んでいると医療保険料で損をする

日刊ゲンダイ 2008-11-13

筑紫哲也氏は本当に賞賛すべきジャーナリストだったのか

上杉隆

【感動】レジ打ちの女性(涙の数だけ大きくなれる!)

知り合いから教えてもらったもの。多くの人々がが置かれている状況をイントロにすることで、見事に共感を勝ち取っている。書籍の宣伝動画のようだが、テキストと画像だけでここまで感動させるのはお見事。バックに流れる歌もいい。 http://jp.youtube.com/wa…

形態(ゲシュタルト)を把握せよ/『メービウスの環』ロバート・ラドラム

・『暗殺者』ロバート・ラドラム ・『狂気のモザイク』ロバート・ラドラム ・形態(ゲシュタルト)を把握せよ ・戦場 ・法律など蜘蛛の巣のようなものだ ・忘却を求める者 昨日の出来事である。同乗者がコンビニに寄って欲しいというので、運転していた私は…

ハンス・リューシュ、野矢茂樹

1冊挫折、1冊読了。 『医療の犯罪 一〇〇〇人の医師の証言』ハンス・リューシュ/訳者が太田龍だった。気づかなかった。甲田光男(日本動物実験廃止教会会長)による「動物実験を廃止せよ」という文章が冒頭に掲載されているのだが、これがまた胡散臭い文章…

空間の支配権、制空権をどちらが握るか/『洗脳原論』苫米地英人

公安からの依頼を受け、オウム真理教幹部の洗脳を解除したあらましが書かれている。私が読んできたベッチー本の中では最も文章が硬質。例えば、サブリミナル効果を扱ったものではウイルソン・ブライアン・キイの『メディア・セックス』があった。しかしなが…

金融パニック後の通貨

オルタナティブ通信 2007-03-12

みぞうゆう?ふしゅう?? 麻生さんは漢字苦手?

麻生首相が最近、言葉遣いの誤りを連発している。 12日午後、日中関連イベントであいさつした首相は、「これだけ『はんざつ』に両首脳が往来したのは例がない」「(四川大地震は)『みぞうゆう』の自然災害」などと語った。手元に用意した原稿にはそれぞれ「…

ロバート・ラドラム

1冊読了。 『メービウスの環(下)』ロバート・ラドラム/駄作と言うのは簡単だ。筋運びがまだるっこい上、不要と思われるシーンもある。しかし、だ。時々痺れるテキストが顔を出し、ラストには今までにないひねりを加えている。これだけでも読んでよかった…

トヨタ奥田氏の仁義なき戦い

トヨタ奥田氏「厚労省たたきは異常。マスコミに報復も」 トヨタ自動車の奥田碩相談役は12日、首相官邸で開かれた「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」の席上で、厚労省に関する批判報道について、「あれだけ厚労省がたたかれるのは、ちょっと異常な話。正…

フリーウェアで有料アプリを代替 節約上手なソフト選び

CNET Japan 2008-11-11

09年版年次改革要望書のすごい中身

オバマ大統領の誕生で対日圧力がますます強くなると予想される中、米国が毎年秋に日本に突きつけてくる「年次改革要望書」09年版の内容が明らかになった。 この文書はいわば日本政府への“指令書”で、自民党政権は93年以降、その要求をほとんど丸のみしてきた…

苫米地英人

1冊読了。 『洗脳護身術 日常からの覚醒、二十一世紀のサトリ修行と自己解放』苫米地英人/『洗脳原論』の実践編といった内容。文章は硬質で、仏教や気功などの呼吸法も紹介されている。そこそこ読ませるのだが、やや理論的根拠に欠ける。脳機能科学からアプ…

文春の「中国買春」記事 谷垣元国交相の勝訴確定

中国で買春したかのような記事を「週刊文春」に掲載され、名誉を傷つけられたとして、谷垣禎一元国交相が発行元の文芸春秋などに損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(近藤崇晴裁判長)は11日、文芸春秋側の上告を受理しない決定をした。220万…

ロバート・ラドラム、佐治晴夫、養老孟司

2冊読了。 『メービウスの環(上)』ロバート・ラドラム/ラドラムの遺作である。イントロが長過ぎる上、展開がわかりにくい。過去に自分の命を救ってくれた、世界的な平和活動家を救出する内容。主人公が選んだチームの面々が勢揃いした時も、実にあっさり…

アウシュビッツの設計図発見=「ガス室」表記、ナチス幹部署名も−独紙

独大衆紙ビルトは8日付紙面で、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の舞台になったアウシュビッツ強制収容所の設計図がこのほど、ベルリンのアパートの一室で見つかったと報じた。 同紙によると、設計図は28枚の黄ばんだ紙に1941年から43年…

精神障害者による犯罪の実態/『偽善系II 正義の味方に御用心!』日垣隆

日垣隆の様々なコラムが詰まった一冊。いずれも、しっかりしたデータを引用した上で検証されており、正確を期している。今時、珍しい姿勢だ。まるで、記者クラブ制度に甘んじている新聞社を嘲笑しているような気配すら窺える。そんでもって、タブーに切り込…

過労死 問われる医療労働

CBニュース 2008-11-08

全ての票が数えられる社会は来るのか

大統領選挙はオバマの勝利。マケインはいち早く敗北を受け入れた。それでオーケー……ということで良いのだろうか?アメリカは個人を尊重する国のはずなのに、なぜか選挙となると個別の票集計はいいかげんで、不法な妨害により投票できなかった人たち、郵送投…

脳内で繰り広げられる道路工事/『まず、ルールを破れ すぐれたマネジャーはここが違う』マーカス・バッキンガム&カート・コフマン

・並外れて優秀なマネジャーは伝統的なルールを破る ・脳内で繰り広げられる道路工事 ・概念と方法 ・人間の最も根源的な仕事 ・職場の強さを測る12の質問 ・脳細胞の数は銀河系の星の数よりも多い・『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』ピー…

無料年賀状

世界初、自由に使えて無料で出せる年賀はがき 広告掲載で tipoca

「オバマ氏は日焼けしていてカッコいい」…首相発言で政界炎上

イタリアのベルルスコーニ首相は6日、黒人初の米国大統領となるバラク・オバマ氏を評し「日焼けしていて格好いい」と発言したことから、野党陣営から批判が噴出している。 問題の発言が飛び出したのは6日ロシアで、同国のメドヴェージェフ大統領と会談後の記…

精神科医の襟度/『精神科医になる 患者を〈わかる〉ということ』熊木徹夫

実にわかりやすい文章である。きっと普段から「わかりやすくあろう」と努めているのだろう。明晰というよりは誠実。患者の前に立つ自分自身に対して自問自答を繰り返す様子すら窺える。この若さで中々できるものではない。 以下の指摘は重要―― そもそも、精…

「植草一秀教授は無実だ」、検察が矛盾とわたしは見る

PJニュース

世界を震撼させた20世紀の衝撃写真

らばQ