古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

キェルケゴール


 1冊挫折。


死に至る病キェルケゴール/20ページで挫ける。私が持っているのは昭和48年発行の41刷なんで、とにかく活字が小さい。そして、余白は焼けており、本からは妙に甘ったるい匂いがする。「死に至る病とは絶望のことである」。ほう、そうかい。じゃあ、「死に至らない病は絶望ではない」ってことだな。貴様、本当にそれでいいんだな? と少々逆ギレ気味(笑)。余生の時間を思えば、読みたくない本に費やす時間はないのだよ。「絶望」とは、「神は死んだ」ってことかもね、