古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

『崩壊前夜 日本の危機』森田実(日本文芸社、2008年)



崩壊前夜 日本の危機

 2005年の5月頃のことでした。アメリカのウォール街から帰ってきた人に聞いたのですが、アメリカの保険業界が多額の政治献金を集めて、共和党系の大広告会社に日本での広告プロジェクトを依頼したと。その巨大広告メディアが日本の独占的巨大広告会社の電通に対して数千億円で日本国民の頭を「民営化が善で、官営は悪だ」というように切り替える広告プロジェクトを出したというのです。(中略)そこで私は各方面を打診して、数千億円ではない、兆の額だという証言を得たものですから、ホームページにそれを書いたのです。これは大反響がありました。(本文より)