古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

天才とは集中力の達人

 天才の心の中にひそむ、炎のような情熱と創造への意志は、それ自体ひとつの謎であり驚異でもあるが、これを現実の偉大なる業績に結びつけたものは、彼らの精神が持つ、極度の集中力であった事は間違いない。いわば“天才”とは、集中力の達人と言い換えてもよい。


【『集中力がつく本』多湖輝〈たご・あきら〉(ゴマブックス、1981年)】