古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

介護職の低賃金構造

 介護の仕事は、社会的に価値がある「魂の労働」なので、低給与でも名誉が得られるというイメージを先行させて、低賃金労働を末端のヘルパーの人たちに押しつけているという構造的問題があります。この構造を個人の力で変えることはできません。


【『インテリジェンス人生相談 社会編』佐藤優〈さとう・まさる〉(扶桑社、2009年)】