古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2010-08-04から1日間の記事一覧

スウェーデンの外交官ラウル・ワレンバーグが生まれた日

今日はスウェーデンの外交官ラウル・ワレンバーグが生まれた日(1912年)。第二次世界大戦末期のハンガリーで、迫害されていたユダヤ人の救出に尽力。外交官の立場を最大限に活用して10万人にも及ぶユダヤ人を救い出すことに成功した。ドイツ撤退後、ソ連軍…

中国人が肉を食べ始めた

この(ハイエク型新自由主義)モデルには大きな前提があるんです。それは経済が持続的にどんどん、どんどん成長していくっていうことなんです。これは結論から言うと無理です。とくに非常に深刻な問題は、中国人が肉を食べ始めたからです。どういうことか言…

ペンは剣よりも強し

The pen is mighter the sword (ペンは剣よりも強し)――言論は、武力では押さえ込めないものだ、という主旨のこの有名な成句は、イギリスの政治家で、小説家、劇作家でもあったジョージ・ブルワー・リットンが、その戯曲「リシュリュー」のなかで用いてから…

Ghosts of Rwanda(ルワンダの亡霊) 2

Ghosts of Rwanda(ルワンダの亡霊) 1 Ghosts of Rwanda(ルワンダの亡霊) 3 ルワンダ大虐殺の始まり/『ジェノサイドの丘』フィリップ・ゴーレイヴィッチ

東浩紀、白戸圭一、グレッグ・ルッカ

2冊挫折、1冊読了。 挫折61『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会』東浩紀〈あずま・ひろき〉(講談社現代新書、2001年)/哲学ではなくオタク系文化の評論だった。タイトルに難あり。私は東浩紀の言動に魅了されている一人であるが、著書は一冊…

「夕立」井上陽水

私は『氷の世界』より『二色の独楽』を好む。井上陽水の閉鎖性は引きこもりの先駆けと思えてならない。醒めた狂気を尖(とが)った声で歌い上げる。まるで高度成長を嘲笑っているかのようだ。動画が秀逸で見事。 井上陽水