米銀行破綻100件超す 昨年の4倍超 17年ぶり高水準

 米連邦預金保険公社FDIC)は23日、2009年の銀行の破綻(はたん)件数が100件を突破したことを明らかにした。100行を超えるのは、貯蓄貸付組合(S&L)の破綻連鎖から金融危機が起きた1992年(181行)以来、17年ぶりの高水準。2008年(25行)の4倍超になった。
 23日に破綻したのは、フロリダ州のパートナーズ・バンクやジョージア州アメリカン・ユナイテッド・バンクなど地域銀行7行。破綻銀行は106行になった。
 銀行破綻の増加は、景気低迷と失業率の上昇による住宅ローンや消費者ローンの焦げ付きによる不良債権に加え、商業用不動産や金融商品の評価損の拡大が原因。一部大手金融機関は投資銀行部門が損失を補い業績回復が進んでいるが、規模が小さい地域金融機関は厳しい状況が続いている。
 FDICは6月末時点で経営が不安視される「問題銀行」が416行あると指摘。ベアー総裁は「銀行の破綻はさらに増えるだろう」との見通しを示している。


東京新聞 2009年10月24日 夕刊