古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

ラメズ・ナム、平野秀典


 1冊挫折、1冊読了。


 挫折84『超人類へ! バイオとサイボーグ技術がひらく衝撃の近未来社会』ラメズ・ナム/西尾香苗訳(インターシフト、2006年)/最新の遺伝子治療から、近い未来に可能となりそうな夢の如き治療法が列挙されている。時間がないため、日を改めて読む予定。


 118冊目『世界に一つだけのギフト 人生に幸運と奇跡を呼ぶ15の感動エピソード』平野秀典(実業之日本社、2009年)/20分くらいで読了。泣ける。というよりは、「泣かせようとする意図」にしてやられるのだ。私も泣いた。泣きながらもそんな自分が許せなくなる、という股裂き状態に陥る。道徳本の胡散臭さと同じ匂いがプンプンするよ。結局、泣けるだけで後には何も残らない。