古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

ノーマン・G・フィンケルスタイン の検索結果:

ナチスはありとあらゆる人間性を破壊した/『夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録』ヴィクトール・E・フランクル

…ダヤ人エリートたち』ノーマン・G・フィンケルスタイン・『イタリア抵抗運動の遺書 1943.9.8-1945.4.25』P・マルヴェッツィ、G・ピレッリ編・『石原吉郎詩文集』石原吉郎・『私の身に起きたこと とあるウイグル人女性の証言』清水ともみ・『命がけの証言』清水ともみ・必読書リスト その二 ナチスの強制収容所といえば本書。既に古典の風格がある。20代半ばで読んだが、自分の知らない“世界と歴史”にたじろいだことを、今でもよく覚えている。 相手を虫けら同然と認識してしまえば、人…

アメリカ・ホロコースト記念館: 高くついた危険な誤り

…陳列されているのは、アメリカ人とは関係ない少数民族、セクト・グループの話題である。この建物、つまりアメリカ・ホロコースト記念館は、寛容さを装いながらプロパガンダ・キャンペーンを開始している。アメリカ人納税者はイスラエル、およびアメリカ国内のイスラエル派のために、冗談のような莫大な資金を投入させられた。 【セオドア・オキーフ】 「ホロコースト=ユダヤ人大虐殺」という構図の嘘/『ホロコースト産業 同胞の苦しみを「売り物」にするユダヤ人エリートたち』ノーマン・G・フィンケルスタイン

騙す意図、騙される被害/『夜』エリ・ヴィーゼル

…。 私は本書に続いてノーマン・G・フィンケルスタイン著『ホロコースト産業 同胞の苦しみを「売り物」にするユダヤ人エリートたち』を読んだ。一度変わった世界観が、またぞろ引っくり返された。 私はエリ・ヴィーゼルに騙されたのだ。大体、頚動脈が絞(し)められた状態で30分も意識があるというのはおかしい。そしてノーマン・G・フィンケルスタインが騙さないという保証はどこにもない。もちろん、どちらを信用するかという問題もある。 騙す側には意図がある。つまり、騙すという行為の目的はコントロー…

クリシュナムルティへの手引

…ダヤ人エリートたち』ノーマン・G・フィンケルスタイン 『洗脳支配 日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』苫米地英人 『聖書vs.世界史 キリスト教的歴史観とは何か』岡崎勝世 科学という世界を知る 『人類が知っていることすべての短い歴史』ビル・ブライソン 『異端の数ゼロ 数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念』チャールズ・サイフェ 『ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論』高橋昌一郎 『理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性』高橋昌一郎 『複雑な世界、単純な法則…

ロスチャイルド家がユダヤ人をパレスチナへ送り込んだ/『パレスチナ 新版』広河隆一

…るという事実である。力弱き者が立ち上がるには、暴力による道しか残されていなかった。その「悲しき暴力」を私は否定しない。 ・反ロスチャイルド同盟 ・広河隆一 ・ノーマン・G・フィンケルスタイン ・戦時中に構築された日本のシステム/『1940年体制 さらば戦時経済』野口悠紀雄 ・ネイサン・ロスチャイルドの逆売りとワーテルローの戦い/『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ 影の支配者たちがアジアを狙う』宋鴻兵 ・ネオコンのルーツはトロツキスト/『「米中激突」の地政学』茂木誠

2008年に読んだ本ランキング

…ダヤ人エリートたち』ノーマン・G・フィンケルスタイン 21位 『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』佐藤優 22位 『動物保護運動の虚像 その源流と真の狙い』梅崎義人 23位 『迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか』シャロン・モアレム、ジョナサン・プリンス 24位 『生物と無生物のあいだ』福岡伸一 25位 『複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線』マーク・ブキャナン 26位 『脳はいかにして“神”を見るか 宗教体験のブレイン・サイエンス』アンドリュー・ニ…

世界史は中国世界と地中海世界から誕生した/『世界史の誕生 モンゴルの発展と伝統』岡田英弘

…造されている事実は、ノーマン・G・フィンケルスタイン著『ホロコースト産業 同胞の苦しみを「売り物」にするユダヤ人エリートたち』を読むまでもなく理解できよう。歴史は、いつの時代も勝者によって書き換えられてきた。つまり、第二次世界大戦以降の書き手はアメリカってわけだな。 それにしても、この本は凄い。世界という概念と歴史という時間間隔が人類の中でどのように形成されてきたかを見事に俯瞰している。高校の教科書として採用するべきだ、と本気で思う。「世界史はチンギス・ハーンから始まった」と…

ノーム・チョムスキー

…。尚、チョムスキーはノーマン・G・フィンケルスタインの議論を支持している。結局、氾濫する情報の波の中で、何をどう読み解いて、自分の世界観を構築するかということが問われているのだ。チョムスキーの意見に賛否を示すのは誰にでもできる。そうではなく、世界観の枠組みを広げなければ意味がないだろう。情報というのは、最終的に「自分が何を信じるか」という次元で決着がつく。自分を正当化するために、情報を利用したり悪用するのが人の常であるが、そうした態度を拒否することをチョムスキーは教えてくれる…

ノーマン・G・フィンケルスタイン、清水潔

…ダヤ人エリートたち』ノーマン・G・フィンケルスタイン/エリ・ヴィーゼルは悪党だったよ(涙)。ユダヤ人関係団体がホロコーストを盾に「賠償ビジネス」を始めたのは、何と1970年代に入ってからのこと。これ以前にホロコーストが問題視された歴史はないというのだから驚き。アメリカとイスラエルの距離が近づいてから、米国ユダヤエリートが立てた戦略らしい。ゆすりたかりの類いと変わりがない上、賠償金の大半は“団体”の懐に入り、被害者には雀の涙程度しか実際には支払われていない。著者の親御さんもその…