ノーム・チョムスキー


 1冊読了。


メディア・コントロール 正義なき民主主義と国際社会ノーム・チョムスキーチョムスキー作品を読むのは『9.11 アメリカに報復する資格はない!』以来のこと。活字の向こうから、微動だにしない知の巨人といった風貌が浮かんでくる。私がチョムスキーをあまり読んでこなかったのは、ジョン・コールマン著『陰謀家たちの超権力構造 三百人委員会 ついに暴かれた秘密世界政府の“極悪”正体!』に、チョムスキー300人委員会のメンバーの一人であることが書かれていたため。この手の情報は確認しようがないから困ったもんだ。尚、チョムスキーノーマン・G・フィンケルスタインの議論を支持している。結局、氾濫する情報の波の中で、何をどう読み解いて、自分の世界観を構築するかということが問われているのだ。チョムスキーの意見に賛否を示すのは誰にでもできる。そうではなく、世界観の枠組みを広げなければ意味がないだろう。情報というのは、最終的に「自分が何を信じるか」という次元で決着がつく。自分を正当化するために、情報を利用したり悪用するのが人の常であるが、そうした態度を拒否することをチョムスキーは教えてくれる。