古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2009-04-26から1日間の記事一覧

今やり直せよ。未来を。

本当にこんな言葉が2chにあったのか―― 10年後にはきっと、せめて10年でいいから戻ってやり直したいと思っているのだろう。 今やり直せよ。未来を。 10年後か、20年後か、50年後から戻ってきたんだよ今。 【2ch】 出典はこの辺りか―― 2ちゃんねるレスブック …

独裁とは一人でも闘う/『この大地に命与えられし者たちへ』写真・文 桃井和馬

1940年6月、ドイツ軍がパリを占領した。凱旋門にはハーケンクロイツ(鍵十字)の旗が翻(ひるがえ)り、フランスの栄光はナチスの軍靴に踏みにじられた。時の首相・ペタン将軍はドイツ軍の前にひざまずいた。 この時立ち上がったのがドゴールだった。無名の…

ロスチャイルド家がユダヤ人をパレスチナへ送り込んだ/『パレスチナ 新版』広河隆一

・9.11テロは物質文明の幻想を破壊した ・ロスチャイルド家がユダヤ人をパレスチナへ送り込んだ ・ユダヤ人移民は分割統治の道具 ・アラファト前議長、毒殺された可能性 遺骨からポロニウム検出・『「パレスチナが見たい」』森沢典子 一般的には「パレスチナ…

小林秀雄講演「信ずることと考えること」

信ずることと考えること 1 信ずることと考えること 2

大塚英志、玉井禮一郎、トム・ルッツ、岡本浩一

3冊挫折、1冊読了。 挫折26『物語消滅論 キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」』大塚英志〈おおつか・えいじ〉(角川oneテーマ21、2004年)/オタクによる理屈っぽい評論。話し言葉であるにもかかわらず難解。ついてゆけなかった。20ページ…

『脳と仮想』茂木健一郎(新潮社、2004年/新潮文庫、2007年)

小林秀雄講演「信ずることと考えること」に触れているようだ。 (※左が単行本、右が文庫本) 第4回小林秀雄賞(2005年度)受賞。数量化できない微妙な物質の質感=クオリアをキーワードとして、意識の問題に切り込み続ける気鋭の脳科学者が提示した新しい概…