古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

『自殺する種子 アグロバイオ企業が食を支配する』 安田節子(平凡社新書、2009年)



自殺する種子―アグロバイオ企業が食を支配する (平凡社新書)

 巨大アグロバイオ(農業関連生命工学)企業が、遺伝子工学を駆使した生命特許という手法で種子を独占し、世界の食を支配しつつある。本書は、工業的農業の矛盾を暴きつつ、その構造を徹底解剖する。グローバリズム経済を超えて、「食」と「農」の新たな地平を切りひらく。