古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

人間に育てられた類人猿は自分を人間だと思っている

 人間に育てられた類人猿は、写真を二山に分類するように言われると、普通は、自分自身の写真は「人間」の山の中にいれ、サル類のように、大雑把に見れば彼らとあまり変わらない生物は、人間以外の山に分類するものだ。


【『人間の境界はどこにあるのだろう?』フェリペ・フェルナンデス=アルメスト/長谷川眞理子訳(岩波書店、2008年)】


人間の境界はどこにあるのだろう?