古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

フィンランドのウォッカ

フィンランドウォッカはとびきりうまい」と聞かされていたが、うわさにたがわぬものだった。150年たっても小枝ほどにしか育たない極北の木がゆっくりと、激しく燃え続けて、強烈な酒をつくり出すのだそうだ。


【『深代惇郎エッセイ集』深代惇郎〈ふかしろ・じゅんろう〉(朝日新聞社、1977年/朝日文庫、1981年)】