古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2010-06-29から1日間の記事一覧

抽象とは

抽象ということは虚構ということを意味しない。それは純化された高度の思想性を帯びている、ということなのだ。 【『死と狂気 死者の発見』渡辺哲夫(筑摩書房、1991年/ちくま学芸文庫、2002年)】

フィンランドのウォッカ

「フィンランドのウォッカはとびきりうまい」と聞かされていたが、うわさにたがわぬものだった。150年たっても小枝ほどにしか育たない極北の木がゆっくりと、激しく燃え続けて、強烈な酒をつくり出すのだそうだ。 【『深代惇郎エッセイ集』深代惇郎〈ふかし…

「ヒール・ザ・ワールド」マイケル・ジャクソン

世界を癒そう よりよき世界にしよう 君のため僕のため そしてすべての人類のために どこかで死んでゆく人々がいる 命あるものを大切にするなら 世界をよりよい場所にしてゆこう 君のために僕のために 『ヒール・ザ・ワールド』の話 「ヒール・ザ・ワールド」…

アメリカで一番嫌われているグループは無神論者との調査結果

アメリカのミネソタ大学の調査によると、ホモセクシャルやイスラム教のグループよりも、一番信頼がおけないのが無神論者のグループであると明らかになったそうです。

聖書の中で人を一番殺してるのは誰なの? 意外なグラフに欧米人の反応は…

では、人をたくさん殺してるのは誰なのか。わざわざそれをチェックした人がいるようで、そのグラフが話題に上っていました。

「神はいない?」偉人たちの無神論的な50の格言

宗教は常にありえない物語を説いている。考えてもみてくれ。見えもしない奴……が空に住み、そいつが毎日毎分の全てをお見通しで、さらにその見えない奴が、10個のしてはいけないことを並べている。そしてしちゃいけないことをしたときには特別な場所へ追いや…

文庫化『歴史を変えた気候大変動』ブライアン・フェイガン/東郷えりか、桃井緑美子訳(河出文庫、2009年)

人類の歴史を揺り動かした500年前の気候大変動とは、いったい何だったのか? 人口大移動や農業革命、産業革命と深く結びついた「小さな氷河期」を、民衆はどのように生き延びたのか?現在、地球規模の温暖化に直面しているわれわれが決して無視できない問題に…

脳は視覚情報を反転させることができる

ラマチャンドランは、存在しない手足が激しく痛む幻肢痛の治療に成功している。 正常なおとなが鏡像と本物の物体を混同することはめったにない。高スピードで近づいてくる車がバックミラーに見えたとき、ブレーキを強く踏む人はいない。車の像は前から急接近…

CDSが爆発するのはこれから/『大恐慌入門 何が起こっているか? これからどうなるか? どう対応すべきか?』朝倉慶

・CDSが爆発するのはこれから・『恐慌第2幕 世界は悪性インフレの地獄に堕ちる』朝倉慶 ・『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』朝倉慶、船井勝仁 世界経済が不況に陥り大恐慌(1929年)へと転げ落ちた1920年代、ヨーロッパではファシズムが台頭した…