2009-11-22 ポピュリズムによるナショナリズムの昂揚 抜き書き 第二は、ポピュリズム現象によるナショナリズムの昂揚だ。 田中(眞紀子)女史が国民の潜在意識に働きかけ、国民の大多数が「何かに対して怒っている状態」が続くようになった。怒りの対象は100パーセント悪く、それを攻撃する世論は100パーセント正しいという二重図式が確立した。ある時は怒りの対象が鈴木宗男氏であり、ある時は「軟弱な」対露外交、対北朝鮮外交である。 【『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』佐藤優〈さとう・まさる〉(新潮社、2005年/新潮文庫、2007年)】 愛国心への疑問/『イン・ヒズ・オウン・サイト ネット巌窟王の電脳日記ワールド』小田嶋隆 『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』