『狼/男たちの挽歌・最終章』

 私が最も数多く観ている作品。軽く100回以上は観ているはずだ。作品としてはB級なんだが、好きなものはしようがない(笑)。ステレオタイプと言われればそれまでだが、人間関係の様式美を断片的に積み上げているような趣がある。


 登場人物の行動が不自然で突っ込みどころ満載。本物の殺し屋は無駄な弾を使わないし、銃を手離すことも絶対にない。だが、それを補って余りあるパワーが映画全編に横溢している。ラストの悲劇は、絵に描いたような因果応報となっているが、殺し屋の人生を浄化することで、観客にある種のカタルシスを覚えさせる。


 サリー・イップの歌声も魅力的だ。


 まあ、最初の10分間だけでも見てごらんなさいよ――




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